以前包丁作りに行ったお店で、今度は、包丁研ぎの講習会。参加人数8人くらい。
参加者は、愛用の包丁を1本だけ持ってきた人、ボクのように10本くらい持ってきた人、対熊用のナタのようなものを持参した人、これで電線を切るんだという小さなナイフ状のものをもってきた人、中には、テレビショッピングで「すごく切れる」ということで購入したものの、まったく切れないのでもってきた、という人等がいます。
先生は、ハサミを専門に作っているようです。
砥石はねーとか、和包丁はよく切れるが、洋包丁はダメだーという極めて簡単な説明の後、「じゃあ、研いでみましょう」の合図で、皆さんだらだらと包丁を研ぎ始めます。
しばらくゴシゴシしていても、有益な説明はありません。
しかたなく、
「先生、包丁はどのような角度にするのがいいのでしょうか」と質問をしてみました。
「金貨2枚分離してね」
【金貨2枚分】って、腹が痙攣し割れそうになりました。
金貨使ってねーし、だからどのくらいだよ。
「先生、こんな感じでしょうか」と見てもらう。
「もうちょっと、寝かせて」
とかしているうちに、他の人もぽつぽつと質問をし始め、「テレビショッピング」の人は、「これ切れないよ。いくらしたの。…えっ、一万円もするの。よく買ったねー」
とか、嬲られておりました。
先生は、客観的に技術を教えられるタイプではなく、ごしごししていればそのうち研げるからねタイプのようです。
30,40分ほどで皆さん飽きはじめ、後は、先生のヨタ話を聞いて解散。
その他、いろいろ突っ込みどころ満載の講習会でした。
その後、帰り道で見つけた茶店でお茶。