今まで通っていた西新橋の歯科医院。
以前から「要らない親不知」を抜け抜け抜け抜け言われていたが、最近隣り合う歯が虫歯になっているが、親不知を抜かなければ治療しないと言われた。
以前、プロのトランペッターに歯は抜くなとアドバイスされたことがあり、また、楽器奏者のための歯科医師達は、抜かないで治療することがベストであると主張している。
一方、一般的な歯科医師達は、親不知を抜いても前歯には影響しないとの説明をするが、その説明をする歯科医師は、楽器奏者ではない。
何年も通っていた歯科医院ではあるが、「親不知を抜かなければ治療しない」との発言は医療に携わる者の発言として断固として認められるものではない。
ここ数日、楽器奏者のための歯科医院や「歯を温存しつつ治療すること」を是とする歯科医院をピックアップしていた。
その中から、まずは通院しやすいT歯科医院に行ってみた。
これまでの経緯や金管楽器を吹くんですとか、できるだけ抜きたくないんですとかを、テンポ60のバラードタッチで切々と説明した。
先生は時折涙ぐみながら説明を聞いていたが、私の説明を聞き終わるや否やレントゲンを撮った。
先生は、レントゲン写真を見ながら、「私なら、親不知を抜かなくても治療できます」と。
この先生から求められたら拒まないからラブソング。