川湯EMCから徒歩2分のところにある「川湯相撲記念館」は、
第四十八代横綱・大鵬(納谷幸喜さん)の功績をたたえた施設です。
優勝回数32回という驚異的な数字は、
現段階で大相撲史上最多。
ウクライナ人の父と日本人の母との間に生まれた納谷さんは、
出生地こそ樺太(サハリン)ですが、
5歳のときに北海道に引き揚げて道内を転々とした後、
11歳で川湯に落ち着きました。
16歳で二所ノ関部屋に入門するまで、
川湯小学校、川湯中学校、弟子屈高校で過ごした納谷さんは、
弟子屈町が誇るヒーローです。
同級生の方をはじめ、
納谷さんを知る人たちは声をそろえて、
「とにかく努力の人。そして何といっても品があった」
と言います。
ある程度の年代以上にはなりますが、
川湯EMCに置いてある川湯相撲記念館のパンフレットをご覧になって、
「あら、大鵬ってこの町の出身だったの?」と驚かれたお客さまも
大勢いらっしゃいます。
弟子屈町は知らないけど大鵬は知っている…ということですよね。
わが町の知名度アップに貢献されたお力は
計り知れません。
今月26日まで、
川湯相撲記念館をはじめ、弟子屈町役場、
道の駅「摩周温泉」には記帳台が設けられています。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。