きょうから7月ですね!
…ということは、今年も半分の月が去って行ってしまい、
残すところあと6か月!?
屈斜路周辺に暮らしていた、
先住民族アイヌの人たちの表現だと、
現暦の7月は「モマ・ウタ・チュプ〈女性もよく働く月〉」だそうです。
昔のアイヌの人たちは、
男女の分担をしっかりと分けていて、
山猟や魚漁は男性、山菜や木の実の採集などは女性の仕事とされてきました。
7月は、ハマナスの実も入り始めるし、
女性が食料をもっとも多く採取できる月-だというわけです。
最近だと、ハマナスの実が付き始めるのは、もう少し遅い時期になりますが、
いまは花が盛りを迎えています。
北海道内でよく見られるハマナス
白バージョンもあります
八重ハマナスは、
自生している一重ハマナスの稀な変異としてなくはないようですが、
ほとんどが外来園芸種として輸入されています。
ハマという名前が示すとおり、
海岸の砂丘や草地、山地のれき地で多く見られるこのハマナス。
中国地方の日本海側から北海道にかけて広く分布しているようです。
北海道では、
“北海道の花”に指定されているほどよく見られますが、
兵庫県などでは絶滅危惧種になっているとか。
たまには、
ゆっくり観察してみるのもいいのでは?
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川湯エコミュージアムセンター http://www6.marimo.or.jp/k_emc/