子供に教えるにあたり、自分自身も練習をしなければ…と、週2回の硬筆練習と、週2回の毛筆練習をしていますが、練習してよく分かったのは、「習慣づける事」でした。
何を今更…と思うでしょうが…。
実感するんですよ。
最初に硬筆で五十音表を書いた時、思うように書けなくて何度も何度も消しては書いて…と繰り返していました。
大福の夏休みの間は、ほぼ毎日、ひらがなとカタカナの五十音表を書いていたのですが、毎日書いていると、消す回数がぐっと減っていくんですよ。
つまり、一発で五十音表を納得がいくレベルで書けるという事。
夏休みが終わって、五十音表を書くのに1週間でも空いた時は、これまたうまく書けず、消す回数が増える。
そうか…。
──と思ったわけです。
いくら、習字教室に通ったところで、日々の積み重ねがないと、字は上達しない。
当たり前の事なんですけどね。
ほら、よくあるじゃないですか。
習字を習っていても、毛筆だと上手いのに硬筆だとヘタというのが。
毛筆より硬筆の方が普段書く機会は多いわけで、子供にとっては書かない日がないわけですよ。
どんなに習字教室で習っていても、その、毎日書く字を適当に書いていると、適当に書いている字を体や指が覚えてしまって、いざきちんと書こうと思っても思うように書けず、消しゴムを何度も使う羽目になるんですよね。
今回の事で、私の先生にも言われました。
「毎日、あなたが見てあげないと」
──と。
そう、つまりは毎日書く字から丁寧に書かないと身に付かないという事です。
それを私自身が実感したので、硬筆&毛筆を週2回ずつ、計4日練習しているわけなんですが…。
大福も毎日宿題があって、ひらがなやカタカナ、漢字を書いています。
流石に毎日見て、何度も書き直すというのは難しいので、あまりにも酷い字だけは書き直させています。
でもね、やっぱりそれだけでは足りないんですよねぇ…。
そんなわけで、習字教室とは別に、毎週土曜日は大福の硬筆練習日と決めました。
毎週1行だけ猛練習。
それができたら、それまで練習した字を復讐するために、続けて書きます。
今日は「はひふへほ」「ナニヌネノ」だったので、最後の復習は「あ」から「ほ」まで書きます。カタカナも「ア」から「ノ」まで書きます。
来週は「まみむめも」「ハヒフヘホ」を猛練習したあと、「あ」から「も」、「ア」から「ホ」を復習として書く、というように…。
最終的には、五十音表を毎週土曜日に書くことになります。
それが今、6週間目でして…。
途中経過はこんな感じです。
最初の頃の字。
今日の成果。
随分変わりました。
最初の頃のカタカナは…。
今日の成果。
ひらがなもカタカナも勢いがあっていい感じです。
更に、学校で習っている漢字も練習中です。
この漢字練習が終わったら、習字の過去の検定課題の練習もします。
まだこれは最初の過去検定課題なので文字も少ないですが、これから徐々に文章としての練習が始まります。
テレビに政治家が出てきてどんなにすごいことを言っても、字が「小学生か?」「中学生か?」というような字だと、一瞬にして冷めてしまう…。
大事なのは字ではなく政策でしょうが、やっぱり、書く字の印象も大きいと思います。
どこまで大福が反発せずに続けてくれるか分かりませんが、少なくとも今は自分が書いた以前の五十音表と今書いている五十音表を見比べたとき、その違いに驚き、同時に嬉しく誇らしげに笑っている顔を見ると、上手になることが純粋に嬉しく楽しいと思っているようです。
大福と共に、私も頑張らねばな…
──そう思う、今日この頃です。