委託契約で運用する 輸送艦 はくおう

熊本地震の際に派遣される陸上自衛隊の隊員の人たちやトラック・重機を搭載して災害派遣に赴いた　はくおう　（もとは新日本海フェリーのカーフェリー）

長期契約を前提とするPFI契約という方式で契約により防衛省が運用している船のようです。　昔で言うと　傭船　
不足する輸送艦の補填を行うために PFI契約は大型フェリー「はくおう」と高速フェリー「ナッチャンWorld」の２隻
令和７年度概算要求で防衛省は新たに民間船舶６隻を新たに契約する方向で予算を計上しています。
南西諸島への展開の際の機動力不足を補う他、おおすみ型輸送艦は３隻しかなく各種任務（硫黄島への物資補給もおおすみ型補給艦が行います）の他に点検・整備は当然必要になり　稼働しているのは3艦常時稼働状態にあるわけではありません。輸送能力に乏しいとは従前から指摘されておりこの方法で輸送力の確保を行っていました。

陸上自衛隊も即応性に対応するために陸上自衛隊が運用する輸送艦艇　にほんばれ（LCU-4151）　ようこう(LSV-4101）　を建造中です。
防衛省としては輸送機能を統合運用することを目的として「自衛隊海上輸送群」という共同部隊を設立予定です。（呉基地・阪神基地）

地味なカーフェリーにしか外見上見えませんので観光客の人や一般の人にはこれが自衛隊の運用している船舶とは分かりにくいかも知れませんね。