京都で荷物をホテルに送ったら、在来線で奈良へ。稲荷駅を過ぎたところで、石峰寺よかったよね、また行きたいと思ってるんだけど今日はダメだろうね〜、というようなことを主人が言い出した。
正倉院展の入場は13:00-14:00を指定しておいたので、展覧会をゆっくり見ようとすると石峰寺の拝観終了時刻に間に合うような電車には乗れない。正倉院展のために計画したも同然の今回、優先順位は明らか。とはいえ14:00までに奈良博に入館できれば良いので、時間はあったのである。せめて稲荷駅に着く前に聞いていればどうにかなったのかもと思うと、ちょっと残念。次に来た時だね、と言うことにしておいた。
と言うわけで、まずは前回来た時に行きそびれた新薬師寺へ。
本堂でご本尊の薬師如来の守りを固める12神将をゆっくり拝観、庫裡でお寺の歴史や神将の彩色を復元するプロジェクトのビデオを観た。病弱だった聖武天皇の病気快癒を願って建立したのが新薬師寺だと知り(って今頃?)、そこから正倉院展を見に行こうとしていた我ら「ご縁かしら?」「呼ばれた?」などと、無知丸出しの勝手なことをコソコソ囁き合う。
お寺の門を出てくる頃には、何だか気持ちがスッキリして、東京から引きずってきた忙しい日常としばし別れられた気がした。また来たいね〜、と徒歩で奈良国立博物館を目指す。
途中いい感じに染まった葉っぱを見て「秋だね〜」と喜び
しっとりとした高畑の街並みを抜けて
正倉院展をやっている、奈良国立博物館へ無事到着。しっかり時間をかけて堪能した。1,200年前のあの品この品を、その美しさ豪華さ、制作技術の高さと保存の技に感銘を受けつつ。
よかったね〜素晴らしかった〜、と出てきて時計を見たら、うまくいけば石峰寺の拝観に間に合う電車に乗れそうな時間。しかも、ちょうどタクシーが目の前で空車となり乗れと言わんばかり。JR奈良駅では構内を走りエスカレーターを駆け上って、滑り込みセーフで在来線に乗り込んだ。久々に必死で走った(笑)。
と言うわけで、夏に来て蚊に刺されてゆっくりみられなかったけどすっごくよかった、また行きたいね〜と言ってた、伊藤若冲の五百羅漢を石峰寺に再び訪ねるため、稲荷駅に向かっているところ。
追記:石峰寺、裏の竹林の中に若冲がデザインして石工が彫った五百羅漢、よかったざます。写真もデッサンも不可なので門の写真だけ。
充実の観光を終えて、これから京都駅に戻り、ホテルにチェックインして一服し、夕食に向かう予定。本日はここまでで11,373歩、いい季節なので気づいたらこんなに歩いてたって感じ。
想像してみた♡
ふふふ
神鹿のようにのしのし走ったよ😆
阪神間では猪が入らないように扉を閉めてくださいという注意書きが多い。
花札の世界だわ。
いいなあ正倉院展も石峰寺も・・・
二人とも全力疾走できるって素晴らしいことですよ。
その体力をkeepすべくがんばりましょう。
このお寺のご住職ご夫婦、すごく優しそうなお二人でした。
よくお参りくださいました、ごゆっくりどうぞ、ビデオもよろしかったら見ていって下さいって
柔らかい言い方で、ああ、奈良は法隆寺ですらこうだったんだって思い出されました。
花札の世界、確かにね
奈良は京都とは違った魅力のある場所です。
時代は京都より古く素朴、京都ほどプレゼンテーションがうまくない、、、。
全力で走って電車でゼーハー言いながら、足腰大事にしなきゃねって話しました(笑)