朝早めに起きて嵐山へ。本日のメインイベントは、福田美術館が入手し公開している、伊藤若冲の果蔬図巻を見ること。がその前に大覚寺へ。嵐電とバスを乗り継いで向かった。
大沢池までゆっくり見て、清凉寺まではバスで向かった。バス停を降りて有名なお豆腐屋さん森嘉の前を歩くと
立派な山門が現れる
境内には、聖徳太子を祀ったお堂などもある。そこからは隣にある宝筐院にも行ってみた。
門をくぐってお庭に入れていただくと
広いお庭が現れる、まさに別世界。今までになく早起きしたので、嵯峨野なのに人が少なく、静かで快適。天龍寺や渡月橋と逆方向って言うのも功を奏したか?紅葉にも2-3週間早かった感じだしね。
天龍寺に近づくにつれ人が多くなったので、通りを避けて境内を突っ切る。以前来た時にライトアップでお庭を拝見した、荘厳院に入ってみた。
まだ紅葉には早いのだけど、色づき始めた頃なんて狙っては来ないので、良しとしよう。半分負け惜しみ(苦笑)。
大堰川沿いに出ると、烏帽子をかぶった人たちを発見。
何かの祭りがキャンセルになって、撤収中だとのこと。大変だなぁと思いながら、いよいよ福田美術館へ。
ここは無料で音声ガイドを貸し出してくれるし、写真は撮り放題だし、さすが今年5周年を祝う新しい美術館、来館者のニーズをよくわかっている。その来館者視点で、果蔬図巻はこんな感じで展示されていた。
上には図巻の絵が何の野菜か説明、そしてその真下に図巻が広げられている、と言う形式。よく知っている野菜もそうじゃない野菜も、これなら大丈夫、おもしろい。
上には図巻の絵が何の野菜か説明、そしてその真下に図巻が広げられている、と言う形式。よく知っている野菜もそうじゃない野菜も、これなら大丈夫、おもしろい。
何枚かアップで撮ってみた、これはウド
クワイ
ブシュカン
ザクロ
若冲の赤やピンクの使い方は、どの絵でも素敵だなぁ〜
渡月橋あたりはいつ行っても混んでいるけどやっぱり行きたくなっちゃうのは、若冲のコレクションが群を抜いていることと、見せ方が良いこと、によるところが大きい気がする。近くに住んでたらもっと頻繁に行くのになぁ。
渡月橋を右手に見ながら駅方面に向かい
西山艸堂で湯豆腐をいただき(ここは森嘉のお豆腐やひろうすを使っている)、嵐電と地下鉄を乗り継いで、北大路にある大谷大学博物館で若冲を観て、タクシーで西本願寺前の龍谷大学ミュージアムへ。
前日奈良の新薬師寺で、ご本尊の薬師如来の眷属である12神将を見た帰り、ホテルに向かうシャトルバスの窓から見つけて「眷属ゾクゾク大集合だって〜」と笑って前を通ったのだった
大谷大学博物館で展示されてた若冲は一枚だけだったので(苦笑)、コレクションが未知数のミュージアムでもあり期待はしてなかったし入場が無料だったのでそんなもんさとは思ったけど、ちょっと物足りなくて、眷属大集合見ようっ!と向かったのだった。
結果的に大正解、面白かった。ここはたまに面白い展示をやるので(前回は「みちのくいとしい仏たち」を観た)、京都に行く時は要チェックのミュージアムだなぁと思った。
と言うわけで、あたしは明日の夜行便でアテネ出張予定なので、今回見たいと思ってたものは全部見ちゃったから、新幹線を1時間ほど早めて帰京中。龍谷大学ミュージアムをでてバスを待ってたらぽつぽつ雨が落ちてきたので、ちょうどよかったね〜とバスに乗り込んだ。
そこからは京都駅の伊勢丹の地下で夕食買って、荷物をピックアップして、飲み物買って、新幹線内で静かにプチ宴会(笑)。今日は走らなかったけど、17,000歩も歩いたから、いい感じに達成感と疲労感に包まれているkebaneco一族です。京都も奈良も中毒性のある楽しさじゃ、しっかり働いてまた遊びに来なくっちゃ。
楽しみ~!!
良いですよ
音声ガイドはぜひお使いください
視覚を絵に集中できます
こんな絵を散らした着物や帯、、を想像しました。
まぁ~着ることはないけど、、
見所が集中してるから、良いねぇ~~
17000歩 お疲れぇ~~
楽しいと疲れも楽しい?
そうなんです
絹本着色だからそういう印象になりますよね。
しかも色が本当に綺麗で可愛いんです。
若冲が70歳過ぎてこんな瑞々しい絵を描いてたなんて、嬉しくなっちゃいました。