鳥取って意外に面白い

生まれて初めて鳥取の地に足を踏み入れてから、地味さで一・二位を争う（苦笑）目立たないことが取り柄のような鳥取県が、意外にも「立派な」県であることを発見しつつある。

そもそも兵庫県議会で問題になった政務活動費、鳥取県議会では領収書などの支出を証明する書類の写しを議会事務局長に提出する義務を課しており、議会事務局長がその証拠書類の調査することになっている。そこまでやってるのは鳥取県議会だけだ。昨日９日は危険ドラッグなど幻覚や陶酔作用を及ぼす恐れのある薬物を「危険薬物」として全面規制する条例改正案を、鳥取県議会の福祉生活病院常任委員会が可決した。同じ日には、福岡県で今年２月に運転中に危険ドラッグを吸い、危険な運転により12名を負傷させた男を、半年以上経ってようやく逮捕できた（危険ドラッグの成分分析が全て終わらないと逮捕状が出ない）。ニュースで見るあの異常な運転をした人間が半年以上野放しにされていた、その間再び事故を起こさなかったのは神のご加護としか言いようがない。そんな神頼みではない対策をきちんと打ってくる県議会、注目に値する地方自治のありようだと思う。

翻って国会は・・・。スカーフ＆うちわ＆官舎と性懲りもなく規則や法律を守らない非常識きわまりない法務大臣とか、共働きの両親の子供は数十年後におかしくなるとか主婦が働くことで社会が殺伐とすると主張する少子化担当大臣とか、怪し気な組織とおつきあいのある国家公安委員会委員長とか、あるいはセクハラ（それ以前に品性を欠く）ヤジを「福岡では標準語」と強弁する議員とか、相変わらずな様相を呈している。国会議事堂に台風が勢力を保ったまま直撃して、アホでしょ～もない使い道のない議員たちを根こそぎどっかに吹き飛ばしてほしいものよ、と思っておりまする。

さて、３連休に招かざる客台風１９号。これだってきっと鳥取県には上陸しないだろうししても勢力が弱まったあとだろう。目立たないけど結構いい所なんじゃないかと思えてきた。

写真はゲゲゲの鬼太郎のちゃんちゃんこをモチーフにした手ぬぐい。鳥取土産好適品でござるよ。