冬のベランダ

寒くなって、ゼラちゃんたちが元気になってきた。色合いは寒々しいけど、徐々にちゃんとお花も咲かせるようになり、マロにお供えできるまでになった。やっぱり夏バテだったのね〜。冬の間も壁際に置いておけば風から守れるかしらん？この冬はここに置いたままにしておこうかなと思っておる。

 

 

葉っぱもここまで繁ってきて、ほぼ高温障害からも脱却

 

ムラサキシキブもゆるゆると葉っぱを増やしておられる

 

 

旅行してる間に、どんどん進んだ安保3文書。安倍政権時代の国会軽視を引き継いで、岸田政権でも閣議決定でなんでも決めちゃう。「敵基地攻撃能力」改め「反撃能力」の保有を明記した「国家安全保障戦略」、それをベースに防衛力整備を決めていく「国家防衛戦略」、増税してまで増やしていく防衛力整備水準を43兆円程度と明記し、スタンドオフ防衛能力（敵の射程圏外から敵を攻撃する；ってできるんかいな・・・？）としてトマホーク（アメリカの巡航ミサイル；在庫一掃を高値で引き受けるのでは？という噂がある、あほかいな）を5兆円で取得を盛り込んだ「防衛力整備計画」。国会でさしたる議論もしないまま、国民の意見も分かれるまま、あっさり閣議で決定してしまった。

 

 

これらを手土産に来年1月に訪米して日米防衛協力の指針（ガイドライン）の改定を提案する方針だという。岸田首相って明確なビジョンもないままアメリカの言いなり、情けないとしか言いようのない首相だ。安倍元首相がよかったとは露ほども思っていないけど、まだマシだった、としか言いようがないダメぶり。都合の良い時だけ広島出身であることを使い、結局広島が、というか日本国民が被った無謀な戦争の被害を再び起こしかねない方向に閣議決定だけで突っ走っていく。どれだけ危険な首相なんだろう。

 

 

誰が自分に対してどういう理由で攻撃を仕掛けてくるのか？と考えたときに、「中国の脅威」「北朝鮮の脅威」という漠とした理由だけで、東日本大震災のためだから受け入れていた税金を流用されたり、増税されたり、そもそもあえて攻撃能力を保有しないという国是をいきなりちゃぶ台返しされたりして、どうしてみんな黙っていられるんだろう。日本のアイデンティティーって「無謀な戦争で被爆国になりました、だから2度と戦争はしません」じゃないのか？

 

 

それに、攻撃された段階でもう負けなんだよ、日本って。ロシアが10ヶ月も戦争してられるのは、国内にエネルギー資源があり、食糧も自給できているから、国民生活がたいして困窮しないから。あれだけ国土が広ければ、しかも国内に攻撃の手が大々的に及んでなければ、独裁者プーチンが情報統制すれば戦況だっていい加減にしか伝わってないだろう。メディアは経済徴兵的ドラマ仕立ての広告を始めたらしい、兵力が必要なことは確かだろうけど切迫度はそんなに高くない印象。日本は民主国とか言いながらも、岸田政権は国会軽視だしもう国会お休みだし、メディアは統一教会のことも安倍元首相のことも過去のことのようにしか報道してないし、忖度することが生きる道みたいになっちゃってる。国内メディアしか情報源がない人にとっては、政権に都合悪い情報は存在しないことになってる。その点においてもロシアそっくり。ロシアとどこが違うのか？日本とロシアの唯一の違いは、日本は食料自給率が低くて、エネルギーも海外に依存していて、海上封鎖されたら一体どれだけ持つんだろう？って状態だってこと。おまけに東京一極集中だってこと。つまり、ロシアと違って継戦能力なんてないんだよ。

 

 

それでも中国の脅威が〜とかいう人に聞きたい。中国が日本をミサイル攻撃する、よって防衛せねばならない、として、中国の目的はなんですか？

 

 

中国人民解放軍は、一度も本格的な戦争を戦ったことがない。唯一、2020年にインドとの国境紛争があるラダック地方で小競り合いをしてインド側の20人、中国側の4人（くらい）が亡くなった、ってくらい。つい1週間前くらいにまた衝突して負傷したらしいけど、そんな程度。しかもその2020年に亡くなった中国兵の遺体は、家族の元に戻る様子が美しいビデオ映像として全国に放送された（けどそれは亡くなって何ヶ月も経った後で、音楽の先生だった未亡人は口止めのためか音楽大学教授になっていた）、っていうくらい丁重に扱われた。今回の衝突もインドの国防省は声明を出しているけれど、中国側は沈黙を守っている。国境を守る（中国側からすれば；インドからすれば実効支配線に接近して侵略しようとしたってことなんだけど）尊い仕事をしているはずの兵士の動向について、報道できない中国。理由は明らか。一人っ子政策。昔は一家に何人も子供がいて、戦争にやられるのは3男や4男だった。戦死すれば家族は悲しいけど、その一家が途絶えることはない。でも一人っ子家族は違う。「戦死」の持つ意味合いが全然違う。「戦死」に対する許容度が極めて低くなった。だから中国では戦闘を伴う戦争にはとても慎重にならざるを得ないのだ、と海外の専門家は口を揃える。中国が宇宙開発を急ぐのは、戦死者を出さず相手を攻撃できる唯一のドメインが宇宙だからだ、と。

 

 

加えて、中国の食料自給率は高いかもしれないが、今の中国人の食生活にあった食料が自給できているかという点においては問題がある。コロナで中国の都市がロックダウンになったとき、行政当局は野菜などの食料を届けた。が、住民は「牛乳は？ヨーグルトは？肉は？」と、野菜以外のものを要求したという。が、乳牛も肉牛も飼料はアメリカからの輸入に頼っている。海上封鎖しなかったとしても、アメリカ政府が中国仕向の食料・飼料輸出を法律で禁止したら、家畜は３ヶ月持たないかもしれないし、国民の中国政府に対する反発もはんぱないであろうと海外の専門家は言う。そんなリスク冒してまで日本のこと攻撃して、中国の得るものって何かしらん？思いつかないあたしがアホなのか、理由を捏造してアメリカの陳腐化した武器を高値で買う人がアホなのか？

 

 

ロシアに比べて中国が国際貿易に依存している度合いが高いなど他の理由も含めた上で、海外の軍事戦略や国際関係の専門家は、ほぼ口を揃えてロシアをみて中国が勢いづくと思うのは誤りだ、この二つの国の間に類似点は存在しない、と指摘している。なのに日本ではウクライナ戦争を利用した軍拡。海外メディアや海外の専門家をテレビに呼ぶことはなく、御用学者９対本物の専門家１、みたいな報道しかしてない。

 

 

日本をあえて攻撃して、あえて自国の政治を不安定にしようとする国が近所にあるのか？極論すれば日本攻撃に、それほどの価値があるのか？を冷静に考えようよ。北朝鮮はわかんないけど（苦笑）、少なくとも中国は警戒しつつも仲良くし、相手に過度に警戒感を与えないような姿勢で臨むほうがお金の節約にもなるし、現実的だと思うんだけどな。そう考えるとトマホークは不要。それより宇宙関連技術を国家予算でどんどこ進める方が、よっぽど国益に資すると思うkebaです。