今回はチケットを早く抑えたいけど遠隔からは面倒な場所と、自力で行くには面倒そうな場所の組み合わせだったので、JR東海ツアーズの現地発ツアーを利用した。初日は嵐山で昼食してトロッコ列車に乗る、乗った段階で添乗員さんとはお別れ、というあっさりしたツアーだった。
朝いつもよりも早いのぞみで東京駅発、翌朝も早いのでと京都駅直結のホテルに宿をとった。そこに荷物だけ預けて、京都駅にとって返して山陰本線で嵯峨嵐山へ。ツアーは付近のホテルでの昼食とトロッコ列車の往路チケットがセットになったもの。昼食後トロッコ駅集合までしばらく時間があるので、紅葉で有名な鹿王院まで。最初の写真は山門。足利義満の創建した寺院にルーツがあるお寺、室町時代に名園があったけれど廃絶し今のお庭は1763年ごろの作庭であると説明する、京都市指定名勝鹿王院庭園という立て看板あり。
入った時には晴れていたのに
中を拝見している間に大雨
こんなに変わりやすい天気なんだと驚かされた
が、雨が降ってた時客殿縁側でおじさまからお庭の説明を伺っていたので、持参していた折り畳み傘を開くこともなく小降りになった頃にトロッコ駅に向かった。添乗員さんには「大丈夫でしたか?」と心配されたけど、鹿王院で雨宿りしてきた話などして、保津川下りがお休みになってるのでどうしますか?と聞かれJRで京都駅に向かう予定ですと言って切符の窓口を見たら、とんぼ返りのトロッコ列車の席があるようだったので慌てて購入。などと、かなり効率の良い時間の使い方をしていざ乗車。
主人が京都で学生をしていた頃はこの線が山陰本線だったそうで、当時は電化とか複線化とかが話題だったとか
途中トンネル内に止まる駅があったり
かなり怖そうな流れを見たり
桜はすっかり散っていたものの
景色の美しさはさすがだなぁと感じた
徒歩10分くらいのところにJRの馬堀駅があることは知っていたけど、左右の景色が違うと言われたのでトロッコ列車にして正解だった。そういえば添乗員のお兄さんは、あたしが翌日御社のツアーで吉野に行くんですと言ったら「僕が企画したツアーなんです!」と嬉しそうだった。桜は終わってしまったし、自分の速度では歩けないような混み具合かもしれませんが、高見の郷は満開だと聞いていますから楽しんでください、と情報をいただいた。
というわけで、帰りもトロッコ列車で嵐山駅まで戻り、そこから京都駅に向かった。ホテルのチェックインの時間も来てたから、一服しに帰ろうということになった。ホテルでチェックインを済ませて、当初は特別公開している相国寺の法堂の鳴き龍(あたしは偶然見たことがある(https://blog.goo.ne.jp/kebaneco/e/9c52f1b30e71f33bc3a1e3266ea88d79)けど主人はまだだと言うので)なぞ拝見し、若冲さんのお墓にでもお参りしますかね、と出かけようとしたらフロントのおじさまが「仁和寺が見頃ですよ」とおっしゃる。しかも、JRで花園まで行ってそこからタクシーでワンメーターですという情報まで。じゃあそうしますか、と再び山陰本線(嵯峨野線と言うらしい)に「今日3回めだね〜」とか言いながら乗った。花園駅でタクシーっていうのがうまくいかず、タクシーアプリでは駅のようにタクシー乗り場がある場所を乗車場所に指定できないという役立たずさ(苦笑)、で仕方なく歩くことにした。この季節でよかったわ〜。
御室桜、満開は過ぎちゃってたけど圧巻であった
ソメイヨシノよりお花が白っぽい感じ
桜だけじゃなくかえでも可愛かった
いつ見ても立派な三門
ということで、金曜日の風雨で桜はすっかり終わってしまったようだったけど、青空に聳え立つ五重塔や三門を見て「これはこれでアリだよね」「次回来る楽しみができたし」とバスで御所の南にあるレストランに、ほぼ予定通りに到着。今日も早かったし、明日は早いからね〜と、10時には就寝したのであった。
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