野っ原はこうなってます

二日前のエントリーで使った写真。2010年くらいに撮影したものだったようだ。当時野っ原だった場所は、今はこんな様子に変わっている。

ここは2001年までは、東大医学部附属病院の分院があった。敷地と道路の境目に立つ古びた建物は、クローズした病院の守衛所だった建物。分院の前身の医術開業試験場（永楽病院）は1897年に麹町で設立、1908年にこの場所に移転。入院患者を官費で診察するなど、医療費を払えない人たちを救済する役割を担ってきた。その後1917年に東京帝国大学に移管され、医学部生の教育・医師の卒後教育・臨床研究・地域医療センターの役割を担っていた。早期胃癌研究を大きく進歩させた胃カメラは、オリンパスとこの分院との共同研究の成果で世界初。

2019年9月に全855室の東大関係者宿舎の、東京大学目白台インターナショナルビレッジになっている。

敷地にはヴィレッジ・マルシェがある

レストランとカフェとショップがあり、今月は「くにさきフェア」が小規模ながら開催されていた。初めてのお店っていろいろ珍しいものがあって、ついついたくさん買ってしまった。

TOKYO隅田川ブルーイングのケルシュ・スタイル（ケルン地方伝統だそう）のエールと、フルーティなホワイトビールのヴァイツェンがあった。イートインコーナーで二人で昼飲み〜（奥はヴィレッジの居住棟）

あまりに近いので遠回りして帰らないとカロリー消費できないね〜、と言いながら、うちとは反対の方向に歩き出して、マリア大聖堂近くまで行ってみて、そこから坂を下って関口台公園を突っ切ってみた。足を踏み入れたのは何年ぶりだろう？っていうくらい何故だか足が向かない場所。

新緑が美しい

反対側から出ると、鳥尾坂。これを登っていくと独協学園とかマリア大聖堂がある。この坂は明治にこの辺りに住んでいた貴族院議員で子爵だった鳥尾小弥太氏が、近くの鉄砲坂が急坂すぎたので、資材を投じて開いた坂道。地元民が感謝して鳥尾坂と名付けて石柱を立てた、とある。石柱の写真、撮り損ねたぁ〜（苦笑）

戦利品はこの面々。大分直送赤カサゴ２匹、酒のつまみシリーズ、トロペア（イタリアの玉ねぎ）、淡路島のサラダ玉ねぎ、再び酒のつまみシリーズ、フルーツタルトとチーズケーキ。近所に産地直送のお魚を置いているお店があるっていうのは、大きな発見。小さめの鯛が900円だったので、カサゴがいなかったら買ったかも。スーパーの魚より圧倒的に新鮮で、デパートまで出かける手間も省ける。いい場所発見したぁ〜、とホクホクのkebaでした。

というわけで、今回は4,000歩しか歩いておりませぬよ。