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MOA美術館でのお目当ては、紅白梅図屏風と野々村仁清の壺、だったんだけど、やっぱり実物の持つ力は凄くて、見つけちゃうんだよねぇ「これ好き!」っていう作品とか「なんでこうなるの?」っていう作品とか。
最初の写真は「あたし、これ好き!」の作品、叭々鳥図(ははちょうず) 南宋時代の僧の牧谿の作と伝えられた作品。周囲が国宝とか重文のなか、この作品には何の「お墨付き」もついてないんだけど、いいなぁ〜と。説明を見ると過去の所有者は足利義満の御物、その後は織田信長、本能寺、小堀遠州、前田家、益田鈍翁、と錚々たる人物・一族の手に渡ったとあった。
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洋人奏楽図屏風 桃山時代 重文
キリスト教の伝来とともに伝わったヨーロッパ絵画。これは日本人が日本の顔料を日本の植物油に溶いて油絵風に描いた、外来技法習得の後が見られる興味深い作品。主人と「これは模写だってバレバレだよね〜」と言いながら、ニヤニヤしながら観た。
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左側はちょっとブリューゲル風(笑)
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猫サイズの羊・・・
こうしてみると、見たことない虎や象を生き生きと描いた若冲って凄い、と改めて思わされる。完成された作品が集まる美術館、もちろんこれも「完成品」なんだけど、日本が外国の画法やモチーフを学ぶプロセスを垣間見させてもらう日本の西洋絵画史の「途中経過作品」的だなぁ〜と、面白かった。
その後向かったのはここ
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鎧塚俊彦さんのカフェ
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主人はクロックムッシュを、あたしはガトーショコラを注文
取り皿は必要ですか?と言われ2枚いただいた。1/3ほど相手に分けて、メインとデザート両方を食べた。tsubone様に教わったケーキセットは紹介がなく週末はないのかなぁ?と。でも、クロックムッシュは今まで食べた中で一番美味しかったかもしれない。
眼福あり、美味しいものも食べ、このあとお庭を拝見して、ショップを冷やかして、紅白梅図屏風を再び拝見して、美術館を後にしたのであった。
人生の合い間に必要だとしみじみ思います。
縁起の良い鳥を描いた絵だとか。
持ち主を流転したのが 分かります
模写でも それまでの日本画とは すっかり違った絵を
描けるって 凄い
暖かかったでしょう。よかったですね。
MOA美術館、よい芸術作品がたくさんありますね。
叭々鳥図、私もこういう枯れた感じ、趣があって好きです。
猫サイズの羊、なるほどね~
熱海は団体で何度か行きましたが、美術館はいつも駆け足でした。
個人で行ったときは休館、ゆっくり観に行きたいです。
よく学びよく遊べって、こういうことよのぉ〜って感じです
うひひ
古い作品はいろんな人の手を経て今に至るのでしょうが、この作品に関しては作品の説明文に記載してあって、知ることができました。
画風もそうですが画材も見様見真似でしょうから、すごい適応力ではあります。
熱海に行ったと言うよりMOA美術館が熱海にあった、って感じかな。
叭々鳥図は足が止まりました。
猫サイズでしょ〜。もうね、笑うしかなかったです、この羊たち。日本にはいなかったのかな?ヤギならいたと思うんだけど。それとも西洋人ってみんな巨大だと思ってた(笑)?みたいな。
美術館は個人で、がいいかなぁ