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ロンドンのナショナルギャラリーで、JUST STOP OILという団体名が書かれたTシャツを着た二人組が、缶入りのハインツのトマトスープをヴァンゴッホのひまわりにぶちまけた。この団体はここ数週間ロンドンの街中で道路に座り込み、通勤客やドライバーの邪魔になっていた。その行為がこういう形にエスカレートしたようだ。
セキュリティを呼べ!と叫ぶ人がいる中、粘着性のものを塗った手を壁に貼り付けて左側の女性が「絵と人の命とどちらが大事なのか、絵は食べ物よりも正義よりも価値があるのか?あなた方は地球や人を守ることより、絵を守ることに関心があるのか?生活費の高騰は石油価格高騰の問題でもある。高くなりすぎて何百万人が燃料費を払えない。貧しくお腹を空かせた家族は、この缶に入ったスープを温めることすらできないでいる」と主張。
言いたいことは分かるが、こんな手段しか思いつかない人が共感を得ることはない。自分の痛みを他人に痛みを感じさせることで理解させようとすることは、どんなことがあっても正当化できない。それに、美術館で絵を鑑賞する人たちが、お金に困っていなくて貧者の痛みをわかっていない、と思っていたら誤解と偏見だ。
いつかは行きたいと願う英国のナショナルギャラリーで
とんでもないことをしてくれました。ゴッホのひまわりは人類の宝です。
こんなことがきっかけで 絵に近寄れなくなったら悲しいです。
こういう独りよがりというか気狂いじみた(差別用語ですか?)主義主張の表現は大っ嫌いです。
くりまんじゅうさんのおっしゃる通り、これを機に絵を近くで見られなくなったらホントに困ります。
美術館くらい性善説で経営されてて欲しいのに…
本当にとんでもないことです。
海外の美術館は特に、ですが、1日その場にいてスケッチすることもオッケーだし、いかに作品に親しんでもらうかを考えた入場者対応をしています。
それを逆手に取るようなこのような行為は、決して許されてはならないと思います。
嫌悪感しか感じないですね、こういうの。
自分たちの主張が注目を浴びるために、芸術作品を人質に取ることが、卑怯以外の何物でもないことだって、だれか教えてやって欲しい。