kebaneco日記

日々の出来事、考えたこと、行った場所、見たもの、なんかを記録してます

少しでも

2018年07月02日 | 猫ら&家族
老猫にどうやったら快適な日々を送らせることができるか、勉強中。

まずは食べ物を置く場所を少し高くすることで、食べやすくしてあげた。写真はケバ用のお水2つとドライフードの入ったお皿。ケバも少々脱水状態なので、腎臓ケアのドライフードに変えて、食事からも水分を摂取させたいのでなるべくウェットフードにしようと画策中。先生にもらった薬もこっそり飲ませている、ケバには内緒だよ(苦笑)。

使い慣れた食器は変えたくなかったし、うっかりトレー全部がひっくり返ってしまうのも困るので・・・と探して食器棚から取り出してきたのはココット型。これを高台にして飲みやすく、食べやすく。


ガンは、できた場所にもよると思うけど、負け戦さだ。父の通夜のとき、弟が「子供のころ、大人になったらガンなんかじゃ人は死ななくなるものだと思っていた、ガンはすべて治療できるようになってるものだと思っていた」と口にした。そうだよね、と思った。AIやらIoTやら自動運転車やら、目に見えて技術は進歩している。なのにどうして手の施しようがないガンが未だに存在するのか、って。

父は最後の最後まで、本当に父だった。誰にも返答に窮するような質問はせず、恨み言を口にすることなんてなかった。そしてあたしたち一人一人に、ちゃんとさようならを言える時間をもたせてくれ、眠るように旅立っていった。

リンパ節に巻きつく形でガンが転移しているし年齢的なこともあるので、緩和的治療しかないと主治医に言われた時、セカンドオピニオンを求めたい、いろんな治療があるのではないかという弟に対して、新しい治療法で父をガンと戦わせるのは嫌だ、と説き伏せた。でも結局父を「戦わせた」ことに変わりはないんだって、マロにガンが見つかって気づいた。そしてガンが見つかって亡くなるまでの約1年、父はあたしたちを信頼して、自分の命をあたしたちに預けてくれてたんだとも思った。全部知ってて、多分。

四十九日の法要の時に父に改めて感謝したいと思った。そして「あれでよかった?」って聞いてみたいと思う。父はたとえ「いいわけないだろう(怒)」と思ってても「良かったんだよあれで」って言ってくれるんだろうな(苦笑)。マロには本当に教わることが多い。

今日はお昼頃酸素テントの設置があって、4時以降マロを迎えに行く。あたしは日曜日に父の法要の後少し休むつもりで月曜日と火曜日は仕事を入れないでおいた。おかげでマロを最短で退院させられる。マロは父と同様「持ってる」猫かもしれない。この際なんでもいいからラッキーなことは感謝することにした。

マロは多分しばらくは元気にしてくれると思う。でもこの先、マロとは本当にどうしたいと思っているか、シモベ二人でちゃんと向き合って、先生とも相談しながら、お世話をさせていただこうと思う。


追記と備忘録:マロの酸素テントと酸素濃縮器の設置完了。

処方は吸入量については通常時2リットル/分、発作時 3リットル/分、加湿なし。テントの中は温度が高くなるので、百円均一などで温度計を買って、調整する。エアコンの風が直接当たるとテント内の酸素濃度が落ちるので、上に向けること。酸素が流れていない場合は一旦電源を落として様子を見る。裏側にフィルターがあるので、こまめに洗ってよく乾かす。ダメな場合は会社に即電話。営業時間外でも留守電のメッセージ後流れる緊急連絡先に連絡して型式を伝えれば、ほぼ同等の機材を夜中でも届けてもらえる。

トイレと食事と水の器も入れてみた。お迎えの2時間くらい前から酸素濃縮器のスイッチオン、かな〜

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
マロちゃん。 (tomoke)
2018-07-02 10:40:49
おはようございます。

なぜこのタイミングで、kebaさんのマロ
ちゃんなのかとびっくりしています。
ずっと頑張ってほしいけども、痛い思いを
させたくないですね。
我が家も、1週間前に危なく銀太の命を
失ってしまいそうになって、いろいろ検討
したり悩んでいました。病院を変えること
でつないだ命です。

kebaさんも、マロちゃんを看病する今こそ元気でいないといけませんよ。
応援しています。

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tomokeさま (keba)
2018-07-02 10:45:59
そうなの、父の場合はそういう選択肢はありませんでした。
でも、マロには幸か不幸かそういう選択肢があります。

マロは色々とあたしに言いたいこと・伝えたいことがあるらしいです・・・
まずはシモベたちが体も心も健康でいることが大事ですね、
いきなり真夏になったので体壊さないよう気をつけねば。

銀太さん、大丈夫ですか?
今頃土を掘って真っ黒になってる頃だと思ってたのに

tomokeさんも体には気をつけてくださいね
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Unknown (みどり)
2018-07-02 21:08:26
kebaさん、やさしいですね。
食器を高くして食べやすくするなんて。
私は猫さんがしたいようにさせ、治療等嫌がることはしないだけで普段と変わらないようにしてました。
猫さんのQOLって人間には分かりませんし。

お父様、癌だと分かってらっしゃったと思いますよ。
私の父も、分かった時は治療不能の末期のすい臓がんで告知しなかったのですが、父が母に自分は癌なんだろうと言い、母が「そうや」と言うと端然と死を受容して逝きました。
隠しきれるものでもないし、隠す意味もなかったのです。

kebaさん、たて続けで看取りが続きますが、無理しないでくださいね。
猫ってやさしいから、kebaさんに何かあったらマロさんが悲しみます。


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みどりさま (keba)
2018-07-03 00:06:20
マロを連れて帰ってきました。
ステロイドが効いてて元気です、正直拍子抜け。
でも、予想通りケバにはシャーシャー言われてます
無理もありません、臭いが違うので(苦笑)。
退院直前におもらしたそうで、人間のあたしににも違いがわかる。

皮下注射の輸液とステロイドを処方されました。
あたしは多分できると思うけど、主人には拷問だと思う、皮下注
あたし15日から2週間留守するんですよ
どうしたらいいんだろう…

用意した酸素テントは、入るけどじっと出来ません。
暴れて水をひっくり返して大変~
せっかく帰ってきたのに何でだよ~ってことらしいです。
廊下で長くなってたいみたい。
お腹で息してて心配は心配だけど
それでもいいのかも、と思い始めてます。
おっしゃるとおり、猫のQOL分かりませんから。
酸素テントにはいって呼吸が楽になることより
シモベやケバと一緒にいたいかもしれないし。
主人が帰ってきたら家族会議です。
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