
6時台の新幹線で京都へ、そこから乗り継いで奈良へ。駅ではせんと君がお出迎え。ひとしきり記念写真する人たちが終わってからパチリ。
改札出てすぐの奈良交通のカウンターで一日券を購入し、ひとまずホテルに荷物を預けに向かう。その後駅の反対側にあるインフォメーションで情報収集。その時点で既に10時を回っていた。あたしが「東大寺を正倉院の外構も含めてゆっくりみて、ならまちで昼食を取り、興福寺で阿修羅像に再会して、17時以降奈良国立博物館で正倉院展を見学、その後夕食を取る予定」と伝えたら、対応してくれた藤山直美似の女性が「それ、つかれませんか?」と一言。「東大寺の境内は広いし、ゆっくり見る・正倉院までいらっしゃるなら、東大寺転害門もぜひご覧いただきたいけど、それらは二月堂や法華堂から距離も起伏もかなりありますよ」と。なるほどぉ・・・
あたしの距離感があまりにもおかしい(?)ことに気づき、「あの、そもそも、JR駅から東大寺って歩くとどのくらい、バスだとどのくらいかかりますか?」と聞いてみた。「地図を広げて、興福寺まで20分くらい、そこからさらに20分かかる、週末は道路が混雑してバスが時間通り来ないかもしれないけれど、歩くより早いですよ」。ほほぉ・・・
とまあ、色々と丁寧に説明を受けた。全部書き出すといつまでたっても東大寺に辿り着けそうにないので以下省略(笑)。で、10分間隔で運行している市内循環バスで東大寺に向かう。バス停を降りて「おぉ〜、鹿だぁ〜」などと歩いていると見えてくるのが
南大門、国宝である
門に控える金剛力士像は、運慶・快慶などの名仏師たち20名以上が70日間で彫り上げた日本最大の木彫像。
左の阿形像
右の吽形像、お兄ちゃんここでスマホ見なくても・・・(苦笑)
大仏殿が見えてきた、世界最大級の木造建築物
金銅八角燈籠も国宝なんだって
大仏殿に入ってすぐ始まった読経は、あたしたちが大仏殿を出るまでずっと続いた
そして大仏様、手のひらの大きさは2.5m
裏に回るとこんな感じ
読経が続く中、大仏様に問題行動を繰り返す永田町の住人についての苦情をちくって、大仏殿を後にした。インフォメーションの女性のアドバイスに従って、二月堂や三月堂(三月堂)・手向山八幡宮はこの際はしょることにして、大仏殿裏に回る。講堂跡という広場に出る。
美しく黄葉した銀杏の木、この辺りには流石に鹿の影もまばら。正倉院展開催中公開されている、正倉院外構を目指す。
教科書でしかみたことのない正倉院は、圧倒的な存在感
言葉もなく佇むしかなかった(って写真撮ってるけど)
さらに西に向かうと正倉院の門
紅葉が青空に映えて美しい木々を愛でながら、転害門を目指す
大仏池の横を通り過ぎて、ここからは北へ進む
現れたるは転害門
創建当時の姿のままの遺構だと、このあたりにいたボランティアガイドのおじさまから教わった。おじさまは「新米のボランティアガイドです」と自己紹介。正倉院と転害門だけが創建当時の姿をとどめているのだそうだ。このあと興福寺に行く予定だと伝えたら「五重塔はまもなく解体されるので、わたしは修復された姿を見ることはないと思います」などとおっしゃる。「じゃあ、わたしたちラッキーってことですか?」みたいな会話で門を後にした。
途中主人が発見したマンホールは、鹿
東大寺の東の端を南下する、西大門趾あたりの紅葉が綺麗
気づくとすでに2時近くになっていた。お腹が空いたので、バスでならまちに向かいランチできる場所を探すことにした。ガイドブックに掲載されているようなお店は、ほぼ全て予約で満席。困ったねぇ〜、お腹すいたよぅ〜と言いながら散策し、tsuboneさんにいいと教わり我が家も一時期気に入って飲んでいた春鹿の蔵元の所有だというので興味津々だった、今西家書院のまえを素通りせざるを得なくなり(涙)、ようやく見つけた蕎麦屋に入った。ガイドブックにも載っていないその蕎麦屋、意外や意外とてもおいしかった。お会計の時に「とても美味しかったです」と伝えたら「ちょうど新蕎麦の季節ですから」と謙虚なお答え。奈良を象徴してるような会話だったなぁ、とあとから思った。
東大寺周辺、コロナ前ギリギリに行ったけど、こんなに丁寧に見学しなかったな
なおみのアドバイスも良かったですね。
これからの旅って一期一会になりそうだから下調べって大切なんですね、見習おう!
確かに奈良の人って謙虚で人が良さそうな気がしました。県周辺が個性的な地域だからそうなっちゃったのかな(控えめに書いてみた)
奈良は走り走りで行き ここはゆっくり見たい
と思う時間もとれませんでした。東大寺大仏殿の屋根のしび(漢字はよう出しません)
がきらりと美しいですね。
こんなところを時間をかけて見たい 歩きたい
旅に出た~~い!
確かに最初の行程はしんどいです。
それでも色々と見られたのですね。
美味しいお蕎麦も食べられたようで、良かったです。
午後の記事も楽しみです。
奈良県民はねぇ、周囲のキャラ立ちする人たちのなかで、謙虚だけど郷土愛半端ない、のかもね。
我が家は残った宿題を片付けに来春も奈良旅行かなぁと思ってます。
そうそう、ぴっかぴかで誇らしげでした、しび。鴟尾と書くようですね、ガイドブック見て形状記憶してなかったら、変換のオプションから正解を選べなかったと思います(笑)
我が家の旅は、あたしがいきたい場所を厳選(?)し、時間が残ったら行き当たり、ばったりなので、のんびりしてるけど効率は悪いと思います。団体旅行で行くと、少なく見積もってもあたしたちの1.5倍はいろんなものを観られると思います。なのでどっちがいいのかわかりません。。。
コロナも落ち着いてきましたよね、ぜひお出かけくださいまし
おいしいおそば屋さんは、「そば処季のせ」というお店でした。ガイドブックに載っていない名店を発掘した気がします。もしも次回いらっしゃることがあったら、いらしてみてください。