今日のうた

思いつくままに書いています

詳(つまび)らかに読んでいませんので・・・・・・

2015-05-20 21:08:51 | ②一市民運動
2015年5月20日の党首討論で、志位和夫さんが安倍首相に尋ねました。
「あの戦争は間違いだったと思いますか」

安倍首相は、
「ポツダム宣言のその部分を、私はまだ詳らかに読んでいませんので、論評は差し控えたい」
と答弁しました。

「戦後レジームからの脱却」を謳いながら、読んでいないとは!
「日本国憲法」は詳らかにお読みになっているのでしょうか?

安倍首相のこの答弁をブックマークに入れました。なかなか見応えがあります。
削除されると思いますので、お早めにどうぞ。
          ↓
http://togetter.com/li/824099

追記1
これは以前から私が感じていたことだが、
(1)自分に自信の無い人間
(2)学のあることを衒(てら)う人間
(3)自分でもよく理解していないことを悟られたくない人間
(4)自分の考えや行動を誤魔化そうとする人間
これらの人たちは、難しい言葉を使いたがる傾向にある。

国会議員は国民の選挙で選ばれたのだから、誰にでも分る言葉を使うのは
当たり前のことなのではないだろうか。

安倍首相の答弁には、難解な言葉が多いように思う。
今回も「つまびらかに読んでいない」と言わなくても、「詳しくは読んでいない」、
「詳しく読んではいない」で事足りるのではないだろうか。

安倍首相の答弁では、最初は「つまびらかに承知していない」と言っていた。
何度も志位さんに質問されて、「つまびらかに読んでいない」という答弁になっていった。

小学館の「現代国語例解辞典」によると、
「つまびらか(詳らか、審らか)は、形容動詞である。
 物事の状態などがはっきり分かっているさま。委細」とある。

例文としては、
「つまびらかに報告する」「真相がつまびらかになる」

答弁の最初に使われた「つまびらかに承知していない」の使い方は納得できるが、
「つまびらかに読んでいない」の用法は違うのではないだろうか?
「つまびらかには読んでいない」「つまびらかに読んではいない」はありか?

ポツダム宣言の内容が詳らかになるように、詳しく読んで欲しいと思います。
(2015年5月23日 記)
コメント
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