なんといっても競馬といえば馬産地である北海道。現在開業している競馬場が中央地方あわせて4場ですが、このうち札幌・門別・帯広3場までは踏破完了。函館にもあるのですが、9ヶ月の滞在中には開催がなかったんだよこれが。
札幌競馬場は二度の訪問でしたが、うち一回がハープスターさんと「しろいの」呼ばわりされてるゴールドシップさんが凱旋門ステップと選んだ札幌記念の日。まあ、混んでましたがあの稀代の名馬ゴップさんを見れたのはよかったというか、一方で、三歳牝馬とは思えないハープさんの差し足はさすがでございました。
あと一日は、オーラスの日ということで、最終レースが終わった後馬場の中に入るイベントを楽しむことができた素敵な一日。この二回の札幌競馬は先行基調が明らかでかつパドックでのお馬さんチョイスがズバズバ状態で、今までになく的中率が高かったのがとてもうれしいというか、なんかサッポロ得意になった気がしたというか、まあもう一回行ってたらぼろ負けだったんだろうな。
冬を越した後は、帯広へばんえい競馬を楽しみに。札幌から特急で二時間半とかかるので、正直ちょっとしんどいのですが、前回訪問の時と違って今回は宿泊込でしたので、屋台村ではカペリンではないシシャモを初めて食べることができて感動。ちなみに、内紛が起こって在庫がなくなっていた金滴を飲ませてくれて、しかも売ってる酒屋さんも紹介してくれたりとまあいい経験もできました。
さて、ばんばさんの出番。
勝馬投票券はかすりもしませんが、前回同様の場末感と声援の暖かさは通常の競馬とはまた違った面白さ。坂の途中で、馬券買った馬が負荷に耐え切れずへたり込んだ時の脱力感と言ったらもうたまらんですぞ。
そして、門別。札幌駅から高速で一時間ちょっとかかる距離ですが、なんと予約制の無料バスが走ってるってどういうことだ。この門別は日高のそばにあるもともとはトレセンというロケーションもあるにしても、だ。まあ門別開催は平日ばっかりなのでそういうことも可能、ということでしょう。JRで行こうにも日高本線が災害ストップからの復旧途上だしさ。
周りが牧場地帯で空の広さがいやでも目に入ってくることもあり、とにかくだだっ広い印象。もやがかかっていたこの日の気候も広すぎ感を増幅させてしまったような。この日も、4月なのに新馬戦やってたりヴィクトワールピサ産駒初出走!と生産地間近ならではのロケーションを楽しめる競馬場でした。
パドックだと、ほんとお馬さんまで1メートルの距離。ズームなしなんですこの写真。鼻息が顔にかかるとか、おれの洋服に向かってボロ巻き散らかれたらどうしよう、なんて心配を本気でしてしまいそうなそんな感じ。でも、地方競馬でこういう種類の開催なので、明らかに仕上がってないお馬さんも一部らっしゃるし、とにかく本命馬のオッズが低い。基本的に荒れないことを想定しながらも、可能な限り買い目を絞らないとトリガミってしまうのが難点。
コースもこの近距離ということもあり競馬に集中できる環境ではあるものの、ベッティングという観点では肝心のレースがいまいち。馬券下手なだけなのですがね。
とはいっても、レースはほんと近いところでやるんで、おうまさんの鼓動を熱く感じるのであれば最高のライブ会場でした。北海道を離れてしまった状況を鑑みると再訪はおそらくなさそうですが、ほんとにいい経験ができた門別でした。
っていうか、生まれて初めて一日中競馬場にいて全レース馬券買ったよ。