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シラサギのコロニー




コサギ、アマサギ、ダイサギ、ゴイサギ・・・。チュウサギもいるかもしれない。見分けがつくだろうか。今は無くなってしまったが、シラサギにのコロニーだ。西日本最大級と言われていたこのコロニーは、私の所から約2km程のところにあった。一ツ瀬川の中流域にかかる一ツ瀬橋を渡るとすぐのところだった。これを撮影したのは2001年7月はじめ、梅雨の晴れ間だ。もう17年近く前になるが、この写真を見るたびに、もう一度こういうコロニーに巡り会いたいと思う。
梅雨の晴れ間の緑は特にきれいだった。その緑の中に群がるシラサギ。田んぼで早朝からトラクタを動かすと真っ先に飛んで来たのはコサギの集団。全身真っ白、羽はレースそのもの、頭に長い2本の冠羽。たくさんでやって来てトラクタの後ろや横に群がった。最も多かったのは約80羽余り。それが1時間も経つ頃になると、いつの間にかアマサギに代わっていた。アマサギが集団でエサを求めて動き回る姿は、映画ジェラシックパークに出てくる小型恐竜そのもの。それが、このコロニーがなくなった頃と時を同じくして少し数が減ったように思う。コサギやチュウサギは、警戒心は薄いようだが、チュウサギやダイサギは警戒心が強く、決まって1羽か2羽少し離れてスクッと立っていた。
この写真にはいないが、アオサギも警戒心が強く、離れて様子を見ているだけだった。しかし、最近の様子は少し違う。ダイサギも、アオサギもトラクタのすぐ側まで寄ってくることもある。大きい。数も少し増えたように感じる。
田んぼはシラサギと共にあるのだ。シラサギ類を田んぼで見かけなくなると、世も末ということである。
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宮崎オーガニックフェスティバル


いただいていた案内の表紙には、人の足もとに様々な生き物やその亡がら、あるいは月のめぐりや星々が描かれ、人、自然、大地、生き物、宇宙という、生命の根源的な繋がり描かれているようだった。天気は、前日の雨がうそうのような快晴。お出かけ日和だ。そんなこともあり、宮崎オーガニックフェスティバルに出かけてみた。
会場はフローランテ宮崎。宮崎市が、「花のまちづくりの推進拠点」として都市緑化植物園の機能を持たせた自慢の公園だ。それもあってか、会場そばの横断歩道からして、すでに人がいっぱい。会場に入ると色とりどりのテントが並び、野菜やパン、お菓子、麺類、卵、衣料、木製品、弁当、コーヒー、紅茶などが販売され、まるで現代版縁日の様。









出店には、農薬・化学肥料・除草剤不使用、遺伝子組み換えでないものなど独自の基準が設けられ、安全指向のものばかり。来場者は、圧倒的に若者、それも女性が多い。子供連れも結構多く、KIDS AREAには間伐の孟宗竹で組み上げられた大きなジャングルジムとブランコ。ジャングルジムには子供たちが我れ先にと登り、ブランコには順番待ちの長い列ができていた。そのブランコ、とても長い紐で吊るされ、どこかハイジを思わせた。
会場を見て歩いていると何人かの知人にも出会った。みなさん、買物と同時に会場の雰囲気も楽しんでいるようであった。
私が買い求めたのは、天然酵母・国産小麦使用の頑固なパンと、みんなが幸せになれるチョコレート。このチョコレート、缶バッジと思って眺めていたら、中にハートの形をした小さなチョコレートが入ったもの。缶のイラストが気に入ったので2個買い求めた。家に帰り、説明書きを見ると「チョコ募金は、イラク、シリア難民、福島の支援活動に使われます。」とあった。
私が行ったのは午前。午後からは風がとても強くなったから、テントや寒さなど大丈夫だったかと気にかかった。





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野焼き・畔焼き


今日の天気予報は、「夕方まで時々晴れ。次第に曇りとなり夜遅くは雨の降る所もあり、風は2〜3m。明日は雨」。こういう日は野焼きにはもってこいだ。集落内では「野焼き」と言わず、「畔焼き」という方が一般的だ。晴れの日が続き、畔や土手の草は乾いている。そのためよく燃える。終わった後に雨が降れば、火災の心配もしなくていい。
実はこの日の野焼きは2度目。先日行った野焼きは、午後の途中から強風となり、消防の方から待ったがかかった。午後の部を始めてすぐに、消防団員が大声で「ヤメー!、ヤメー!」と連呼。顔に似合わない大声で止めに入った。
野焼きは朝から夕方まで、集落総出だ。近くの集落や消防とも連携を取りながら行う。地域最大の行事と言っても過言ではない。終われば「ノミカタ」、つまり「飲み方」。ビールや焼酎を飲み交し、一日の労をねぎらうのだ。先日の野焼きは中途半端に終わったが、飲み方だけは予定通りだった。そう、すでに冷えたビールやつまみが準備してあったためだ。
さて2度目の野焼き。雨の前に行うため平日となったが、農家を中心に結構な人出となった。小川の河川敷はヨシ原だ。2〜3mの枯れたヨシやオギがびっしりだ。これに火が付くと5〜6mの炎が燃え盛る。バチバチバチ・・・。離れていても熱さで体が火照った。
短時間で終わると思ったが、午後少しまで思わぬ時間がかかった。土手や田んぼの中を歩いたためか、程よい疲労感が残ったままだ。
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メジロ


例年にない寒さのせいか、モミジの枝にメジロがしきりにやってくる。少し太めの枝につかまり、くちばしで何かをつついている。普段なら椿の花などの蜜を求めてやってくるのだが、なにしろこの寒さ、椿の花も少ない。そのためか、枯枝のようなモミジの枝の間を行ったり来たり。そういえば、畑の大根にもメジロが来ていた。ついばんでいたのは、生え際から出たばかりの若芽。初めて見る光景だった。
いつもなら人影をみるとすぐに飛び立つメジロ。しかし、今日は近寄っても逃げずに食べることに夢中。お腹を除けば金色に近い黄緑で、目のまわりを白く縁取ったかわいい鳥だが、クローズアップした写真の目はちょっとコワイ。猛禽類の目のように、何かをじっと睨んでいる。クチバシも足のツメも鋭い。かわいいとはいえ、やはり野生だ。



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