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この夏一押し、ハスの花










早朝、巨田池(こたいけ)に出かけた。宮崎市佐土原町にある「鴨の越網猟」で知られる所だ。池を囲む雑木林からは、ハトの鳴き声やコジュケイの「チョットコイ、チョットコイ」の鳴き声が聞こえてくる。そして、池の中からは「ヴォーン、ヴォーン」と野太い声。姿は見えないが、ウシガエルだ。
昨年は、全く駄目だったのに、今年の巨田池は見事だ。池一面にハスの花が咲き乱れている。早朝なので私一人。深い緑の葉っぱの上には、ぱっと開いた花、これから開こうとする花、もう花弁を落とした花など伸びやかだ。
岸辺に近い花びらを撮影していると、ブンブンと飛び回るミツバチに気がついた。我先に花の真ん中に向かい、蜜を集めている。よく見ると、この花ばかりではない。あちらでもこちらでもミツバチ が飛び回っていた。と、ここで正面に尾鈴山が見えることにも気がついた。ある知り合いは、子供の頃、ずっと富士山と思っていたという山だ。富士山には足元にも及ばないが、瀑布群は国の名勝だ。
今朝は、ゆっくり時間をかけて五感を研ぎ澄ましたおかげで、いろいろと発見の朝であった。今年の巨田池、一押しだ。
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蓼藍を食べてみた

夏野菜の収穫。キュウリに、ゴーヤに、オクラに、ナス。その他にもササゲや僧・隠元がもたらしたというインゲンマメなども。ところで、写真の一番上の葉物は蓼藍(たであい)だ。そう、藍染に使うあの蓼藍だ。食べられると言うので、先日の昼ごはん時に試してみた。
まず、キュウリやレタスと一緒に恐るおそる。少し苦味と粘りがあったが、美味しさは感じない。次に、冷奴としてオクラと一緒に食べてみた。だが、オクラの粘りの強さに負けてしまった。香りがないので、存在感が薄いようだ。「これなら別に食べなくてもいいかな・・・」というのが正直な感想。ところが、晩ご飯の時だ。ゴーヤなどと一緒に、テンプラにして食べてみた。これはなかなかいい。苦味走った味で、ちょっと大人の味といったところ。思っても見なかった蓼藍の利用法。「蓼食う虫も好き好き」というから、試してみていいかもしれない。お茶として利用している人もいるようだ・・・。
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