野のアザミ

日頃感じたこと、思ったこと事などを書きとめておきます。

シイタケ

2018-10-27 | 田んぼと畑

そろそろシイタケに季節と思って、ミカンの木の下に行ってみた。行ってみてびっくり。すでに大きな傘を広げていた。大きなものは20cm近くにもなっていた。他にも程よい大きさのものが食べきれないほど。3、4日前に覗いた時はその兆候もなかったが、見逃してしまったようだ。昨晩遅くから日付が変わる頃にかけて降った雨も、程よい湿度を与えたようだ。手頃な大きさのものは今晩食べることにして、大きなものは天日干しにすることにした。
畑では、夏に毎朝収穫したオクラが今も健在だ。ズッキーニも収穫時期を迎え、ダイコンもそろそろ食べごろになってきた。そして、試しにつくった自然藷も数本掘り出してみた。2mとはいかなかったが、1m程にはなっていた。わが家だけでは消費することはできないので、知り合いにもお裾分けした。
というようなことで食欲の秋到来だが、注意しないとお腹まわりも気になる。でも、食べたい・・・。

吹き荒れた台風24号

2018-10-03 | 田んぼと畑

前日(9.29)はあれこれ台風対策に追われた。家の周りで飛びそうなものは片づけ、畑でも防風対策。一番は、もうすぐ実をつけそうな秋採りズッキーニ。簡易骨組みをつくり、それに青い防風ネットを被せ、飛ばないように周りに鉄管とブロックを置いた。毎日実をつけてくれたオクラも鉄パイプと竹で支えた。秋採りキュウリやナスは実をつけ始めたばかだったが、あきらめた。その後ギャラリーへ。周囲の植木で倒れそうなものは真竹で補強。雨戸がないため、植木を利用して防風ネットを周囲にはった。終わったのは夕暮れ間近。帰宅するとすぐに電話がなった。隣人から「今から知り合いを連れて避難します」との連絡。もう避難準備情報が出ていたのだ。

台風24号:950hPa。沖縄・奄美.屋久島・種子島付近を通りだんだんと宮崎に近づく。29日の夜は強風域。暴風域に入るのは30日朝6時頃からとみていたが、少し遅れ気味となった。予想したより1時間程遅い朝7時頃から風雨が強くなり、10時から14時頃まで一段と激しい暴風雨状態。時おりゴトゴトと何かが飛ぶ音、そして度々停電。10回近くついたり消えたりしていたが、とうとう電気がつかなくなった。
困った。テレビがつかない。台風の情報が手に入らなくなった。こういう時は携帯ラジオだが、日頃使っていなかったため、スイッチを入れたがウンともスンとも言わない。万一に備えて、買っていた新しい電池に入れ替えたがこれもダメ。事前に試しておくべきだった。なので、次の手段はノートパソコン。これは立ち上がったが、「えっ、ネットにつながらない!」。Wi-Fiルータが停電で動かないのだ。このことは全く予想外。どうにか情報手段を確保したのはスマホ。県外の友人達がLineで心配してくれた。
もうひとつ予想外だったのは、トイレ。上水道もあるのだが、トイレと洗面台などは井戸水を利用しているためダウンしたのだ。タンクに上水道水を入れれば使えたので、最悪は逃れたが、それでも不便であった。

予期はしていたが、それにしても長い暴風雨だった。いつもなら、台風の中心が過ぎれば暴風雨はすぐにおさまっていたが、今回はそうはいかなかった。予想したより2時間程長く風雨が荒れ狂い、どうにか外に出れるようになったのは午後4時頃。
被害がないか家の周囲や田畑、そして集落内を見て回った。家の周囲にはテラスの波板と作業場のスレートの破片が散乱。駐車場の屋根にも一部に穴があいていた。畑では里芋やキュウリ、ジャガイモ、ナス、ゴーヤなどが無惨な姿となっていた。救いは防風ネット下のズッキーニと、芽を出したばかりのニンジンやダイコンなど。オクラも半分程は助かった。私の被害はこれくらいで済んだ
が、周りの農家ではビニールハウスが骨組みごと倒壊したり、ビニールが破けたりして大きな被害を出していた。また、田んぼはどこもかしこも水が溢れていたが、不幸中の幸いは普通期栽培ではなく超早場米だったこと。稲刈りは8月初旬には皆終わっていたのだ。濁り水に溢れた田んぼではあったが、この姿を見て「田んぼのダムの機能」をしっかりと認識した。
集落内では皆、大なり小なり被害受けていた。お見舞い等済ませた後、ギャラリーへと車を走らせた。幸い暴風雨ネットが効いたのか全く被害なし。しかし、前の公園では大きなヤマモモが根から折れたり、法面が地滑りを起こし大きなサクラを根元から押し倒していた。近くの山際でも地滑りや倒木が相次いだ。

台風24号は、最近にない被害を出した。しかし。周りに人的被害が無かったことが不幸中の幸いであった。


暴風で倒壊したビニールハウス


田んぼは水浸し、だがダム機能を認識