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麻のれんの型染め


先日、型染めの糊入れを行った。一昨年に型を切り抜いたまま気乗りせず、丸めて机の片隅に立てかけたままだった。とりかかるまでに随分かかったが、気持ちよい秋晴れが続きそうなので一気に染め上げることにした。藍で染めようか、柿渋で染めようか迷ったが、季節が秋なので今回は柿渋でいくことにした。藍ならすぐだが、柿渋なら仕上げまでに1週間はかかる。今日はほぼ最終工程。仕上げは90×145cmほどの麻のれん。2つに分かれだ。型は大きさがあるため西洋型紙。西洋型紙は、柿渋型紙より切りにくいが、柿渋型紙では大きさが取れない。いつもなら型の表に紗をカシューで張るのだが、今回は型そのものが大きいので紗は張らず、代わりに網戸を使うことにした。
そのようなことで、前日に古いサッシの網戸の真ん中の桟をはずして水洗い。当日は朝早くから糊をつくり、コンパネの上に麻布を張り、その上に型紙と網戸を置き、そして糊を入れた。結果は上々。網戸は結構使えることが分かった。紗よりも滑りがいい感じもする。後は糊の載り具合を見ながら、乾いたら染め乾いたら染めの作業だ。5回ほど染め重ねた。さて、この次は媒染剤の鉄と反応させる仕事が残っている。いい色になって欲しいが、天気が少しあやしくなってきた。
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隙間が好きなケイトウ


今年も、隣家のブロック塀に沿ってにケイトウが咲いた。写真の手前は、アスファルト張りの道路。ブロック塀と道路の小さな隙間から毎年顔を出し、ぐんぐん伸びる。ブロック塀の向こうは、隣家の倉庫。その倉庫のガルバリウムが作り出す縦線が、銀色のシャープな背景となって、今年は特に赤い花が際立って見える。



ケイトウとはよく言ったものだ。ずっと以前は、どの家でも鶏を飼っていた。卵を生むメスが数羽とオス一羽。そのオスの頭の上には、大きな赤い「とさか」があった。ケイトウは、その「とさか」そっくりだ。
それにしても、小さな隙間からよく育つものだ。茎の根元はがっちりと隙間に食い込んでいた。がっちり食い込むところはシソ(大葉)も似ている。今年はシソの種を播き損なったが、そこはよくしたもので、かってに出たものが何本も大きく育った。そのひとつにブロックの隙間から育ったものがあり、大きくなりすぎたので引き抜こうとしてみたがびくともしなかった。ヨモギもそうだ。隙間から出たヨモギの根元はとても丈夫だ。とても抜けるものではない。これらを見ていると、どうも隙間が好きな植物がいるようだ・・・。
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再びヤママユ




ギャラリーのすぐ南は地域の公園。宮崎市中心部に出かけた後、車を止めようとして、公園入口の柵にヤママユがとまっているのに気がついた。先月見つけたヤママユは、焦げ茶色だったのに今度はオレンジ。
色の違いはオスとメスの違いかと思ってみたが、そうではないようだ。触角が羽毛状になっているのがオスで、そうでないのがメスだ。触角を広げてメスが出すフェロモンの匂いをかぐのだそうだ。ということで、柵にとまっていたのはオス。先月のヤママユも、再確認してみれば立派な羽毛状の触角があり、こちらもオス。
今回のヤママユも大きさは約16cmほど。最後は、カメラを近づけすぎたせいか、体に似合わずコウモリのように飛び去った。ゴールデンバットならぬオレンジバットといったところか・・・。それにしても、この色違いは何故か?


先月のヤママユ

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