今年も小中学校が夏休みになった途端、セミの声がうるさくなった。本当に夏休みを待っていたかのようなのだ。一番うるさいのはクマゼミで、朝からうるさい。と言っても嫌いなわけではなく、愛情もこもった「うるさい」と思って欲しい。
わが地域では「ワシワシ」と呼んでいた。「ワーシ、ワシ、ワシ、ワシ」と聞こえていたから、クマゼミの名前は「ワシワシ」だ。鳴き方は、鳴き方のホームページをみたりすると「シャンシャンシャン」とか書いてある。そう聞こえなくもないが、子どもの頃から「ワーシ、ワシ、ワシ、ワシ」と聞こえていたから、聞きなしと言えども、そう簡単にはかえられない。
ところで、ギャラリー周囲のモミジにアブラゼミの抜け殻が増えてきた。普段はモミジの幹にしがみついた格好の抜け殻がほとんどだが、今年は何故か葉っぱの先端にぶら下がったものばかり。昨年は外壁に幾つもの抜け殻があったが、今年はいまのところ外壁にはひとつもない。何か特別な理由でもあるのだろうか。
アブラゼミの鳴き声は「ジージージー」と聞こえる。だからアブラゼミの名前は「ジージー」と言うわけではなく、アブラゼミはアブラゼミだ。大好きな夏だが、あまり暑いと体にこたえる。