I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

野鳥の聖地 Bird Sanctuary

2006年03月15日 | 海外のお話

               bird sanctuary 手すりが壊れていてちょっと危険ですが…

ロタ島は野鳥の楽園でもありました。

ロタ国際空港からさらに東へ。“Bird Sanctuary”の標示に従いながら未舗装のガタガタ道を慎重に進んでいくと、島の東端に辿り着きます。駐車場らしき草原に車を停め、蝶が飛び交う細い道をしばらく歩くと、ロタ・ブルーの美しい海と切り立った断崖絶壁が私の視界に飛び込んできました。そしてその断崖の下には、数々の野鳥が羽を休める広大なジャングルが広がっていたのです。

             

              

ここは野鳥の保護区になっていて、人は足を踏み入れることはできませんが、崖の上から途中まで道がつくられていて、そこから鳥たちの様子を観察することができます。一眼レフのカメラを望遠鏡代わりに野鳥たちを観察してみましたが、誰にも侵されることのないこの聖地では、数多くの鳥が木のてっぺんに巣を作り、安心して子育てをしているようでした。数もさることながらその種類も豊富で、こんなに多種の野鳥がのびのびと暮らしている風景は、今まで見たことがありません。耳を澄ませば鳥たちのさえずりもあちらこちらから聞こえてきます。

              

 

鳥たちが自由に飛び交い、互いに声を交わしあう様子に、時間が経つのを忘れしばしうっとり。こんなに小さな島で、こんなに雄大な自然を見ることができるとは。ロタで最も感動したひとときでした。

今度来る時もたくさんの鳥たちに逢えますように!


早朝の不思議な風景 An Early Morning Scene 

2006年03月13日 | 海外のお話

               この穴は…?

ちょっと早起きして朝のお散歩へ。早朝のteteto beachを歩いていると、たくさんの穴と小さな砂の山がセットで並んでいるのに気が付きました。「この穴を掘ったのは一体どんな動物だろう?」昼間別のビーチでは見られなかった風景に、私の好奇心は最高潮に高まります。

              

ちょっと離れた場所で穴の様子を静かに伺っていると、砂の色に近い色のカニがひょっこりと顔を出しました。穴から出たカニは辺りを警戒しながら少しずつ波打ち際に向かっていきます。さらにしばらくすると、半透明の小さな赤ちゃんカニがワラワラと巣穴から姿を現しました。あまりにも小さく警戒心が強いため、デジカメでその様子を撮影することはできませんでしたが、その姿の愛らしいこと!波打ち際で海に入っては波に押し戻される姿を見ていると、私の顔にも自然と笑みが浮かびます。

              

カニたちの朝の儀式を目の当たりにし、改めてここが野生の動物たちにとって住みやすい場所であることを実感しました。こんなに人以外の生物の気配を感じるビーチは初めてです。 これからも生命の活気漲るビーチであってほしい。

kero-keroの切なる願いです


プルメリア Plumeria

2006年03月12日 | 海外のお話

               plumeria acutifolia…と思われます

ロタでよく見かけるこの花はキョウチクトウ科のプルメリア。和名はインドソケイ。南国を代表する香りの良い花で、細かい分類は分かりませんが、たくさんの種類があるようです。ハワイではレイ(花の首飾り)に使われるプルメリアですが、仏教では“temple flower”として寺院の境内に植えられたり、イスラム教では“不滅のシンボル”として墓地に植えられたりするそうです。

              
       これは珍しかった!黄色と赤が混ざっているタイプです
       
       花びらが細いタイプもありました
       
               plumeria rubraかな?赤はrubraなのだそうですが…
       
               plumeria obtusa このタイプを一番よく見かけました
        

プルメリアは熱帯各地で見られ、一年中花を咲かせます。下に落ちた花をいくつか拾って部屋に置いておくだけで、ほのかな心地よい香りを楽しむことができます。まさに天然の芳香剤ですね。

熱帯の国に行ったら是非お試しを! 


ロタ・ブルー Rota Blue

2006年03月10日 | 海外のお話

               guata beach

ロタの海は本当にきれい見ての通り、どこまでもどこまでも透き通っています。メインストリートの側にあるビーチでは時々空き缶などのゴミを見かけましたが、少し入ったところにあるビーチには空き缶なんて一つも落ちていません。人が入らないとこんなに美しいのです。

              

この海の色は「ロタ・ブルー」と言われ、世界でも屈指の透明度を誇っています。ダイビング・スポットとしても有名で、ロタを訪れる人の多くがダイビングを目的にやってくるそうです。私のように泳ぎもせず島中を巡る人は珍しいとか。私も泳げたらやってみたいんですけどねー、どうも泳ぎは苦手で…。「泳げなくても大丈夫!」って誘われたこともあったんですけど、やっぱり自信が無くて断念しましたでも、一度はマンタと戯れてみたい!美しい海に潜ると人生観が変わるそうですよこんなに美しい海だったら海中で生活する魚達も美しいんだろうなぁー

              
               tweksberry beach

              
               swimming hole

              
             teteto beach

4つのビーチの写真を載せてみましたが、珍しかったのはswimming hole。一部淡水が湧いていて海水と混ざり合っているのだそう。ここの水がまた素晴らしくきれいうーん、やっぱり今年の夏は本格的に特訓しようかな…。

みなさんはスキューバやシュノーケリングの経験ってありますか?人生観が変わるような経験をされた方、是非お話を聞かせてください♪
泳げないカエル、kero-keroでした


ロタ島 Rota Island

2006年03月07日 | 海外のお話

       tweksberry beach

とってもステキな場所を見つけました。北マリアナ諸島の一つ、ロタ島です。

ロタ島の正式名称は「アメリカ合衆国自治領北マリアナ諸島連邦」。グアムから飛行機でわずか30分のところにあるとても小さな島です。土地開発を拒み続けてきたこの島には今も手つかずの自然がたくさん残っていて、人も植物も動物もみんな活き活きとしています。

                
       swimming hole

真っ青な空、透き通る海、真っ白な砂浜、青々とした緑、色とりどりの花々。ロタ島で見る全てのものに感動しっぱなしだった私が二日間で撮った写真はなんと300枚以上。大好きな夕焼けや朝焼けもしっかり撮ってきました

              
               teteto beach

これからしばらくはロタの自然を紹介していきたいと思います。あまり上手な写真ではありませんが、皆さんの感想を聞かせていただけると嬉しいです 


ドリアン Durian

2006年01月06日 | 海外のお話
南国と言えばフルーツ
見てください、この数々の美味しそうなフルーツ達を。マンゴー・スターフルーツ・ドラゴンフルーツ・ライチ・パパイア・モンキーバナナ・マンゴスチン。そして、一番手前に写っている、皮にトゲトゲの付いた白っぽい果物は…

そうです。果物の王様、ドリアンです

ここはニュートンサーカスの屋台村。南国のフルーツはもちろん、地元の料理を比較的安く食べられます。好き嫌いがほとんど無い私は、この美味しそうなフルーツ達を一つずつ口の中へ。モグモグモグ……。ふむ。どれもなかなか美味しい。

最後に果物の王様ドリアンをスプーンですくって口元へ。

うッ…!なんとも言えない香り…

お味の方は…、う゛う゛ッ……!!ん・んんんッ!?

一口でノックアウトでした

ドリアン様。あなたには畏れ多くて二度と近づけません
あなたを王様に選んだのはだぁれ??

ちなみに私の一番のお気に入りは、果物の女王、マンゴスチンでした(バナナの右)。さっぱりしてとても美味しいので一度お試しあれ!

I ate many sorts of fruit in Singapore. There were mango, starfruit, dragonfuit, litchi, papaya, monkeybanana, mangosteen, and DURIAN!

Durian is called "the King of Fruit." I know the fruit but I have never eaten this strange shaped fruit.

First of all, I smelled it. "Oops!?"
And then, I took a bite of it. "Oooops!!"

I couldn't eat any more.
Have you ever tasted it? If so, did you like it?
I"m sorry but I didn't like it.

By the way, my favorite fruit was "the Queen of Fruit," MANGOSTEEN. Anyway, you should try all these fruits!

街路樹 Roadside Tree

2006年01月05日 | 海外のお話
シンガポールの街を歩いていて驚くのが、そこに立ち並ぶ街路樹の大きさ。日本の街路樹とは比べものになりません。なぜこんなに大きく育つのでしょう?

「熱帯モンスーン気候」という赤道付近で見られる気候がその答えのようです。

滞在中の気温は約30度前後、湿度は約80パーセント。四季のない熱帯モンスーン気候の地域では、一年中だいたいこんな感じです。シンガポールの冬は雨季にあたり、降水量が一年を通して一番多く、毎日一度はスコールがやってきます。太陽の光をたっぷり浴び、毎日のスコールのお陰で給水もバッチリ!街路樹達がよく育つはずです

熱帯モンスーン気候によって育まれ、青々と茂った街路樹達は、大きな木陰をつくり、まるで私たちが直射日光にさらされないように守ってくれているようです。日中外を歩いていてもそう暑さを感じないのは、この大きな街路樹達のお陰だと思います。自然の力に感謝感謝!

I was very surprised at the size of the trees in Singapore. They are very tall and big!! Why do you think they grow so big??

The answer is the climate of that area. Singapore is located right on the equator and its climate is Tropical Monsoon. In Singapore, the high temperature is about 30 degrees and humidity is high all the year around. That is why the trees grow so big.

Thanks to the roadside trees, we could walk along the street comfortably during the daytime. I appriciated their corporation.

人面虫!? Man Face Beatle

2005年12月29日 | 海外のお話
みなさん、これ何に見えます??

私にはお相撲さんの顔にしか見えません(笑)なかなかキュートでしょ??

実はこれ、昆虫なんです。シンガポールの最南端にあるセントーサ島のバタフライ・パークで発見しました。あまりにもユニークだったので、思わず接写モードで撮影してしまいました英語名はMan Face Beatle。まさに「人面虫」です。この写真は標本ですが、動いている姿はもっとキュートです。

このバタフライ・パークには、幻の蝶として知られている青い蝶ブルーモルフォをはじめ(『天国の青い蝶』という映画にもなりました)、世界中の蝶を見ることができます。蝶のさなぎがまさに羽化しようとしているところも見ることができるんですよ!昆虫好きな人にはたまらないステキな所です。昆虫が苦手な人には…ちょっときびしいかも…

This is the picture of a kind of insect. When I found it at the Butterfly Park in Sentosa Island, I thought it looked like a Japanese sumo wrestler's face! The name of this insect is "MAN FACE BEATLE." It has very unique design on its back. Can you imagine it moving around? It's very cute!

There are lots of specimens of butterfly from all over the world including Blue Morpho in the Butterfly Park. You can also see the moment a butterfly emerging from a chyrsails. If you are interested in insect, you will certainly have a great time in the park!

マーライオン Merlion

2005年12月27日 | 海外のお話
マーライオンってシンガポールに古くから伝わる伝説の生き物だと思ってました。
でも実はちょっと違うらしいのです

ここはシンガポール川のほとりにあるマーライオン公園。頭がライオンで体が魚の姿をしているこの白い像が、シンガポールのシンボルとして有名なマーライオンです。3年前まではシンガポール川の河口にあり、水もたいして吐かないし、背丈も8メートル程度とさほど大きくなく、うしろ姿しか見ることができなかったことなどから、「世界三大がっかり」という汚名を着せられていましたが、現在はこのような立派な姿を三方向から見ることができます。

ガイドさんの話によると、マーライオンは伝説の生き物ではなく「観光の街シンガポール」の象徴として1972年に人為的に作られたものだそうです。観光地に必要なものはシンボル。例えば、日本と言えば富士山、ニューヨークと言えば自由の女神像など、何か魅力的なシンボルがなければ人は集まってきません。貿易港としては以前から栄えていたものの、シンガポールには特に産業もなく、美しい山や渓谷もない、観光地としてはあまり魅力のない街でした。そこで政府は14世紀にスマトラの王子が見たという伝説の「ライオン」と、港町を思わせる「魚」を融合させた「マーライオン」という国のシンボルを作り上げ、海外からの観光客を増やすことに成功したのです。今では多くの人が「シンガポールといえばマーライオン!」と言えるほど、国の象徴として立派な役割を果たしているようです。

「世界三大がっかり」と思う事なかれ。今はマリーナ湾から世界を見つめる大都市シンガポールの立派なシンボルとなっていますよ

I thought that Merlion is an legendary animal in Singapore. But I found it a little defferent.

This is the Merlion, the symbol of Singapore. It is often said to be "one of the worst three statues" because it is not so big (8 meters high), it didn't pour so much water and we couldn't see it only from behind until three years ago. But now we can see such a great appearance.

According to the guide, the Merlion was artificially made as the symbol of "a tourist city Singapore" in 1972. People do not travel where there is nothing attractive. Singapore didn't have any tourist attractions like Mt. Fuji in Japan or the Statue of Liberty in New York before, so the government needed to make an attractive symbol in Singapore. The Merlion has lion head and fish body, which symbolized the regendary lion and the port town. Now a lot of tourist come to Singapore to see the Merlion from all over the world.

Don't think that the Merlion is the worst statue. I liked it!




シンガポール Singapore

2005年12月25日 | 海外のお話
お久しぶりです
20日から24日までシンガポールに行ってきました。今日はシンガポールの歴史を少しだけ紹介したいと思います。

シンガポールはマレー半島の南端に位置する、淡路島ほどの小さな島国。
日本からだと、福岡空港から約6~7時間ほどでシンガポールの東端にあるチャンギ空港に到着します。7世紀から13世紀にかけては、インドネシアに首都を置く王国の支配下にあり、14世紀にこの小さな島でスマトラの王子がライオンらしき動物を見つけたことから、サンスクリット語で「ライオンの都市」を意味する「シンガプーラ(シンガ=ライオン・プーラ=都市)」という名前が付けられたそうです。しかし実際にはシンガポールにライオンは生息しておらず、王子が見たのはトラだったのではないかという疑惑があるらしい

1819年にイギリスのラッフルズ卿が上陸して以来、名前は「シンガポール」となり、東インド会社のアジア貿易拠点の一つとして発展し、現在のシンガポールの原型が形成されました。1942年にはイギリス軍を打ち破った日本がこの島を占領し、「シンガポール」という名前は一時失われ、「昭南島」と名付けられました。1945年に日本が敗戦してからは再びイギリス領となり、名前も「シンガポール」に戻りますが、1959年にはマレーシア自治州となります。シンガポールが「シンガポール共和国」として独立したのは、ちょうど40年前の1965年のことです。

恥ずかしい話ですが、この旅行に行くまでシンガポールが日本の占領下にあったことを全く知りませんでした。もう少し歴史的背景を勉強していけばよかったなぁとちょっと反省。

次回はシンガポールのシンボル・マーライオンを紹介しますので、お楽しみに!

I went to Singapore from 20th to 24th. Today I will tell you a little bit about the history of Singapore.

Singapore is a small island which is located at the southest of the Malay Peninsula. The island is about the same size as Awaji-shima in Japan. It takes about 6-7 hours from Fukuoka Airport to Changi Airport.

The country was under the control of the kingdom whose capital was in Indonesia from 7th century to 13th century. In 14th century, the prince of Sumatra discovered an animal like a lion and named the country "Singapura" which is a Sanskrit word for "Lion City." But actually lion does not live in Singapore so he probably saw a tiger.

In 1819, Thomas Stamford Raffles from Britain landed the country and made it one of the important stronghold of Asian Trade. Then the name was changed from "Singapura" to "Singaore." From 1942 to 1945, Japan conquered Singapore and named "Shonan island(昭南島)" in Japanese. After the war Singapore became British territory again and in1959 it became a self-govering state of Malysia. In 1965, Singapore became independent as the Republic of Singapore.

I've never known the fact that Japan once conquered Singapore during the war. I should have studied more about the history of Singapore before I went there.

Next time I will report on the symbol of Singapore, Merlion!