8月2日(土)~4日(日)まで高校時代の友人tami&meguと屋久島へ行ってきました
今回の旅の最大の目的は、樹齢7200年とも言われている屋久島の森の主、縄文杉に会いに行くこと。数年前から屋久島の森に憧れていて、今年こそなんとしても訪れたいと思い、この夏屋久島ツアーを決行することにしたのです。とはいえ、縄文杉までの道のりは長く、普段ほとんど登山をしたことのない人間が10時間かけて往復する過酷なトレッキングに耐えられるのか、という一抹の不安は出発の日までずっと拭えませんでした。でもきっとそれを乗り越えた先にはきっと何かがある。そんな確かな期待を持ちながら今回の旅行の計画を立て、一緒に行く仲間を募って旅に出たのです。
諫早から屋久島の宮之浦港までの道のりは以下の通りです。
JR
諫早(7:49→8:59)鳥栖(9:30→10:48)新八代(10:51→11:30)鹿児島中央
高速船ロケット
鹿児島南埠頭(12:20→14:10)宮之浦港
まずは諫早から特急かもめに乗り鳥栖へ。鳥栖では30分の待ち時間があり、ホームはどこかなーと思って辺りを見回すと、ちょうど列車を降りたホームにリレーつばめと書かれてある表示を発見!「このホームでいいみたいやねー」と3人でベンチに座ってのんびりおしゃべりをしていると、なにやら駅員さんが近づいてきて私達に声をかけてきました。
駅員さん:「どこに行くの?」
われわれ:「鹿児島ですけど?」
駅員さん:「ここホーム間違ってるよ。鹿児島はむこう。」
われわれ:「えええっ??」
危なかった…。駅員さんが声をかけてくれなかったら、危うく乗りそびれるところでした急いで階段を降り、正しいホームへ駆け込んだときには、すでに列車の到着5分前。一本乗り遅れると船の時間に間に合わないので、駅員さんに声をかけてもらって本当によかったです。一人旅のときはこれでもかっていうくらい確認するのに、三人いると油断しちゃってダメですねー これからは列車の中でちゃんと乗り継ぎのアナウンスを聞くか、一旦外に出てホームを確認するかしなきゃ。いい教訓になりました。
新八代でリレーつばめを降りると、同じホームに九州新幹線つばめが待機していました。今度は待ち時間が3分しかない代わりに、列車を降りると目の前に新幹線が待っていて、しかも座席番号も同じなので、簡単に乗り継ぎができます。
初めて乗る九州新幹線は、まだ車体もきれいで、内装は木を用いた私好みのあたたかな雰囲気。シートの座り心地も良くて、とっても気に入りました
窓には簾風の日よけがあり、なんだか家の中にいるようでホッとします。ただトンネルが多いのでほとんど外の景色は見えませんけどね
鹿児島中央駅に到着!わざわざつばめの先端まで行って撮影してきました。なかなか凛々しいお顔をしています
新幹線を降りると、次は鹿児島南埠頭までタクシーで移動して、高速船ロケットに乗らなければいけません。11:30に新幹線が到着して12:20に船に乗らなければいけないのに、つばめと記念撮影をしていたら、あまり時間がなくなってしまいました 急いでタクシーを拾って、「お昼ご飯はどうしようか」という話をしていると、
運転手さん:「何時の船にのるとね?」
われわれ:「12:20です。港にお昼ご飯を食べるところはありますか?」
運転手さん:「店で食べる時間はないやろう。おじさんのおススメの弁当屋さんに寄ってやろうか?」
われわれ:「え?」
運転手さん:「500円で味は保障するよ。船の中で食べればよかたい。」
われわれ:「いいんですか?じゃあお願いします!」
こんな会話があって、ちょっとだけ寄り道して「お金は後でいいから」と言って運転手さん自ら車を降り、わざわざ私達のために弁当を買ってきてくれました。しかもダッシュで。降りるときも少し手前でメーターを止めてくれてびっくり。信じられないくらい親切な運転手さんでした。鶴丸タクシーの運転手さん、本当にありがとうございました!
港に着いたときにはすでに出航時間まで15分ほどしかなく、運転手さんにお礼を言って、いそいそとターミナルで乗船手続きを済ませ、船に乗り込みました。間に合ってよかった~!
こちらが屋久島行きの高速船ロケット。五島航路と同じジェットフォイルなのですが、こちらの方がかなり新しそう
鹿児島港から南南西へ約60キロ離れた屋久島へは、直行で2時間弱で、運賃は片道5000円。九州商船(五島航路)のジェットフォイルより小さいけど、とってもクリーンで乗り心地もよかったです
そしてこちらがタクシーの運転手さんが買ってきてくれたお弁当。ハンバーグ、から揚げ、エビフライなど私の好きなものがたくさん入っていてびっくり!とても500円とは思えない内容でした。味もすごーくよかったです 改めて運転手さんに感謝!!初日から人の温かさに触れ、まるでこれから始まる屋久島での旅の行方を占っているかのようでした。高速船ロケットの中で運転手さんの優しさが詰まった美味しい弁当に舌鼓をうち、みんな安心してひと寝入り
次回はいよいよ屋久島へ上陸します
つづく