函館 2004年5月撮影
私の母は北海道の函館生まれ。長崎県の五島列島出身の父とは、岩手県で出逢ったそうです。日本列島の北と南の血が混ざっている私はハーフといっても過言ではありません(笑)今日は母のふるさと函館を紹介したいと思います。
地元の人によると、函館のベストシーズンは6月。6月といえば長崎では梅雨時にあたり、ジメジメとした湿気に悩まされる時期ですが、北海道には梅雨なんてありません。長崎でいえばちょうど春のような季節にあたります。気温が徐々に上がり、長い冬に耐えた草花たちがここぞとばかりに一斉に花を咲かせます
まず目を引くのがこのシダレザクラ。ちょうどこの時期に見ごろを迎えます
こちらは左上からサカイツツジ・ドウダンツツジ・シャクナゲ(の類だと思われます)。三つとも同じツツジ科の植物ですが、色も形も様々なのですね
タンポポも野原一面に花を咲かせていました。ところで皆さん、この二つのタンポポの違いが分かりますか?よ~く見ると花の形も葉っぱの形も違います。左側はセイヨウタンポポで、名前の通りヨーロッパから入ってきたものです。今では日本各地に帰化し、在来種は駆逐されつつあるとか。外来種おそるべし!右側がエゾタンポポで、北海道から中部地方に生息するタンポポです。見分けるポイントはガク。セイヨウタンポポはつぼみの外側のガクが下向きに垂れています。葉っぱも横に広がっている感じです。この写真じゃちょっとわからないかもですね
こちらはつぼみのガクの形からセイヨウタンポポと思われます。小さい頃はよくタンポポの綿毛を飛ばして遊んでいましたが、このステキなカタチを壊すのがもったいないような気がしてそっとしておきました
鮮やかな紫色でまるっこい花が愛らしいこの植物はルリムスカリです。ヨーロッパ原産の観賞用の多年草植物で、函館ではよく見かけました。長崎ではあまり見ないような気がします。一目惚れしちゃいました
おなじみのチューリップも満開でした。眩しいくらいに明るい色合いです
函館の元町には美しい教会もたくさんあります。左はハリストス正教会(ロシア正教会)、右は聖ヨハネ教会(英国プロテスタント系教会)です。聖ヨハネ教会は上から見ると十字架の形をしているそうですよ
忘れちゃいけない公会堂。 元町にはたくさんの西洋建築物がありますが、この公会堂はその中でも代表的な建物です夜になると教会や公会堂はライトアップされて、昼間とはまた違った表情を見せてくれますよ
港の方へ下ると金森赤レンガ倉庫があります。レストランや雑貨屋さんなどいろいろなお店が入っていて、ランチやショッピングを楽しむことができます
そして函館といえば夜景函館に行ったら是非函館山からの夜景を見に行ってみてください。修学旅行シーズンは人が多くてなかなかロープウェイに乗ることができませんが、一見の価値はあると思います!
両親のふるさとが長崎と北海道であるということは私のちょっとした自慢です(笑)
二十歳そこそこで遠く離れた長崎にやってきた母の苦労は大変なものがあったと思いますが、もうすっかり長崎弁で明るく活発な母には本当に感謝しています
こうして写真を整理していたらまた函館に行きたくなってきました
今度はいつ行けるかなぁ~??