11月最後の週末。秋の風景を探しに、旦那さん&tamiと佐賀県唐津市厳木(きゅうらぎ)町にある環境芸術の森に行ってきました
多久ICから佐賀唐津道路の一部である厳木バイパス(200円)に乗って牧瀬ICまで行き、道の駅厳木にある巨大な佐用姫の像を左手に眺めながら、まずは『佐用姫の湯』を目指します。そのすぐ手前にある道を右折し、山の方へ距離にして5kmほど上っていくと、『環境芸術の森』に到着~ 入り口で美化協力金として入園料500円を支払い、作礼山(さくれいざん)の斜面に造られた庭園の中へと入っていきます。
今年は11月まで暖かかったので、どこも紅葉が遅れているとのことですが、こちらは随分色づいていました
池のほとりに仲の良さそうなカエルの夫婦を発見肩を組んだりしちゃって可愛いなぁでもちょっと腕が短いみたい(笑)
庭園の中には池があったり橋が架かっていたり、モミジのトンネルがあったりして、お散歩好きにはたまらないステキな遊歩道が続いています山の中だから空気も澄んでいてとっても気持ちいい~♪
コースを辿ってず~っと上の方まで登っていくと、頂上には展望所が設けられていました。木の椅子に腰掛けて、庭園内に植えられた一万本とも言われるモミジの紅葉を眺めながら、ほっと一息。この辺り一帯は30年前は荒れ果てた竹林だったそうですが、今ではその当時の様子を想像する事すらできないほど森が再生されています。
こちらは大モミジの木。高千穂峡から移植したものなのだそうです。確かに大きいんだけど、他のモミジと比べると色づきはイマイチでした。後から聞いた話によると、まだ木が若いのでちょっと紅葉が遅れるのだそうです。真っ赤になったらそれは見事だろうな~
道すがら自然薯(ジネンジョ)を売っているおじちゃんに遭遇ちょっと珍しかったので「おいくらですか?」って声をかけてみると、大きいのは一本3000円とのこと。そうそう、自然薯ってそれくらいするんですよね。「これをきれいに掘るのって大変なんですもんね~。長芋と違ってしっかりした粘りがあるし、味もいいんだろうけど、お財布が…。」なんて言っていたら…
「これ持っていかんね」と、自然薯のおまけ用だった柚をプレゼントして下さいました~おじちゃん、ありがとう自然薯買ってあげられなくてごめんなさいね
赤・橙・黄・緑の見事なグラデーション。眺めているだけで心が洗われるようです
入り口まで戻ってくると、「よかったら中でお茶をどうぞ~。」と声をかけられました。どうやらこの建物の中からも庭園を眺める事ができるようです。
この林仙之塾は環境芸術の森を造った鶴田正明さんが唐津市にあった100年前の旧家の廃材を使って再生させた山荘なのだそうです。なんとも趣のある建物だなぁ~
中に入ると庭園側に壁は無く、ガラス窓がはまっていて、外で見るのとはまた違った角度から庭園を望む事ができます。これは素晴らしい!
こちらは冬の景色。辺り一面銀世界になるそうです。いろんな色が混ざり合う秋の景色もステキだけど、真っ白な雪景色もステキだろうなぁ~
テーブルに置いてあるお茶とお菓子は無料で頂く事ができます。温かいお茶を頂きながら、窓の外に見える美しい紅葉の景色にうっとり。自然と安堵の溜息が漏れます。なんとも嬉しいおもてなしですよね
山仙之塾では、実際に鶴田さんご夫妻とお会いし、いろいろなお話を聞く事ができました。物静かなご主人と明るい奥様の人柄に触れ、また来年もこの場所を訪れてみたいという思いに駆られたひと時でした。「破壊した森を昔の森に戻したい」という鶴田さんの思いが詰まったこの森は、ご夫妻がこれまで歩んでこられた人生そのもの。悲しみも喜びも全部この美しい木々の中に息づいている。ご夫妻の思いがこの森を通してこれからもずっと伝わっていくといいな。そんなことを思ったkero-keroなのでした。今のところ紅葉の季節のみ公開しているそうですが、来年は新緑の時期も公開を考えているとの事でしたので、また温かくなったら作礼山の中腹へ上ってみたいと思います
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