松井さん家のみかんです
11月17日(土)、母と大草(おおくさ)にみかん狩りに行ってきました
母のママさんバレー仲間のご友人が大草でみかんを作っていて、収穫の手伝いをして欲しいということで、最初は母だけが行くことになっていたのですが、私もその翌日まで実家に滞在することになっていたので、一緒に大草のみかん農家におじゃますることになりました。朝6時に起きて母と二人分のお弁当を作り、7時半に諫早を出発!
母の友人の車でたどり着いたみかん畑は、大村湾が見渡せるステキな場所にありました!右手には長崎空港、左手にはわずかではありますがハウステンボスを望むことができます。ちょうどこの日はお天気も良くて、絶好のみかん狩り日和でした
みかんを枝から取るときは、二度切りといって、一度目は枝を少しだけ残して切り、二度目は手に持って残りの枝を根っこから切り落とします。これは籠に入れたときに他のみかんを傷つけないため。取ったみかんは、枝にぶら下げられるようになっている紐のついた籠に入れておき、たくさん溜まったらコンテナへ運びます。
捥ぎたてのみかんは、長く時間を置いたものより数段フレッシュで、皮をむくだけで辺りにみかんの爽やかな香りが広がります。甘さの中にもちょっと酸味があって、とっても美味しかったですよ~
このみかん畑は段々畑になっているので、平地にあるみかん畑に比べると収穫は大変です でも他の果物でもそうですが、みかんは水分が少ないほうが甘みが強くなるため、このような斜面にある方が水はけがよく、美味しいみかんが育つのだそうです。農家の松井さんの話によると、梅雨が過ぎると地面に黒いビニールを張り、なるべく水を吸わせないようにするんですって。そこまでするとは知りませんでした
実の小さなものは、今取ってしまうと規格外となり販売できなくなってしまうそうですが、こちらでは12月いっぱいまで枝につけておいて、完熟するまで待つのだそうです。そしてお正月用に完熟みかんとして化粧箱に入れて販売すると、いい値段がつくのだとか。ちなみに大きさはもうこれ以上変わらないんですって!何気なく食べてたみかんですが、私たちが美味しいみかんを食べられるのは、農家の方の知恵と努力があってこそなのですね
収穫作業は朝8時から始まり、10時に小休憩、12時にお昼休憩、15時に小休憩、16時に作業終了と、3度の休憩を入れながら行いました。海と山を見渡せるみかん畑で、松井さんが淹れてくださったコーヒーを飲みながら、甘いものをちょっとほおばると、疲れがスーッと抜けていくようです。
今年はみかんの生り年だそうで、一本の木には約1000個ものみかんがなっているのだそうです。松井さんのみかん畑はこの辺り一体に7箇所もあるらしく、とてもじゃないけど2人では手が足りません。大草の農協に行くとみかん収穫のアルバイトを募集しているそうなので、みかん狩りをやってみたい方は農協を尋ねてみてはいかがですか?ちょっと腰が痛くなったりしますけど、楽しいですよー