金泉寺の山小屋の薪ストーブで体を暖めたあとは、いよいよ多良岳の頂上を目指します。時刻はすでに11:40。う~ん、お昼ご飯が待ち遠しい
うっすらと雪が積もった森の中へ。辺りはひんやりと静まり返っています。
足元に目をやると、地面にはまるでギンリョウソウのような真っ白で立派な霜柱がたくさん立ち並んでいました。山に生える霜柱って繊細なガラス細工みたいでとってもきれいです
目の前に階段が現れました どうやら神社の参道のようです
役行者(えんのぎょうじゃ)の祠を発見 役行者とは奈良時代の山岳修行者で、修験道の祖と言われている人物です。この辺りの山でも修行をしていたのでしょうね
鳥居をくぐった後も階段はまだまだ続きます。階段は苦手な私。かなりしんどかったです
ここから先はたくさんの個性溢れる石像を発見しました こちらは岩の上の方にある穴にひしめき合っている石像達。近寄りたくても簡単には登れない場所にあるのでズームで撮影しました。なんだか『もののけ姫』に出てくる『こだま』みたいだなぁ
登山道の傍らにもいくつかの石像を発見 左側の石像は端正な顔立ちですが、右側の石像は頭が大きくてちょっとコミカルな感じです。なんか誰かに似ているような…
大きな切り株も発見しました この大きさからするとかなりの巨木だったことが伺えます。
今度は岩の上に大きな文字を発見 なんて書いてあるのかなぁ 『丸』
今まで歩いてきた所とは次第に森の様子が変わってきました。標高が高い方が環境が厳しいのか、なんとなく木々の表情も野性的で厳しいものになってきているような…。人の手があまり入っていないというのもあるのでしょうが、少し雑然とした感じがします。
とにかく尾根を目指してひたすら山を登るT小登山隊。お昼ご飯を美味しく頂くためにもたくさんカロリーを消費しましょう~
尾根に出てきました。ここは数年前に転落事故があった場所なのだそうで、現在はロープが張られています。山歩きは楽しいけど、危険と隣り合わせであることも、私達は肝に銘じておかなければなりません。
この辺りにも歴史を感じさせる古い石像がちらほらと鎮座しておられました。道案内をしてくださっているのでしょうか
石段を上った先に祠を発見 どうやらここが多良岳山頂(983m)のようです 金泉寺から30分弱の道のりでした。
さっそくお昼にかぶりつく私達。やっぱり山頂で食べるおにぎりは最高でーす 今回はミニカップ麺の代わりにワンタンスープにしてみましたが、お湯が少し冷えていたせいかなかなかワンタンの中まで温まらなくてちょっとしゃりしゃりしていました 味は良かったんですけどね~
さて、お腹も満たされたことだし、しばらく山頂からの景色を堪能してから下山しましょう。次回はいよいよ最終回でーす
その4に続く