色鮮やかなホウロクイチゴ。結構な大きさです
ウニを食べた三井楽町波砂間から県道233号線沿いに三井楽をぐるりと一周し、遣唐使ふるさと館から国道384号線へ。そのまま福江方面に走ると、福江島唯一の滝「ドンドン渕」の標示が見えてきます。そこを左折して県道162号線にのると、その通りにはなんとも風情のある風景が続いていました
雨がたくさん降った後ということもあってか、あちこちから水が流れ出ていて、まるで小さな滝がいくつも流れているようです。ホウロクイチゴは水の近くに生息していることが多く、この通りではたくさん見ることができました 以前紹介したフユイチゴやナベイチゴと比べると実が大きく、とてもおいしそうです。イチゴを見るとすぐ口の中に運んでしまう私ですが、この時は後で食べようと思い大事にとっておいたのが運の尽き。結局友達の車の中に忘れてしまい、食べることができませんでした 今度は取ったらすぐ食べることにしよぅ。
こちらの滝にはサルトリイバラの蔓が水の流れと同じように垂れ下がっていてちょっとステキ!秋には鮮やかな赤い実をつけます(→写真はコチラ)。その時期もきれいだろうなぁ
いくつも流れていた小さな滝の中でも、最もきれいだったのがココ!2本の小さな滝に加え、オレンジ色の花が彩りを添えます。フリージアにも似たこの植物はヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)といって、ヒオウギスイセンとヒメトウショウブの雑種で、1890年頃にヨーロッパより渡来したそうです。今では日本各地で見ることができるとか。まるで誰かが植えたかのようにたくさん咲いていました。
いくつもの小さな滝に感激しながら県道162号線をぬけ、戸岐湾を臨みながら観音平というところから一路半泊(はんとまり→地図はコチラ)を目指します。私がまだ行ったことのない場所です。
その途中で出逢ったのがこのハギ(萩)の花。この花を見た時「あれ?」と思いました。なぜならハギは秋の七草の一つで、普通は秋に花を咲かせるからです。家に帰って調べてみると、このハギはマルバハギ(丸葉萩)といって花は晩夏から秋ということでした。にしても早すぎるような…。
んー、これまた見たこともない植物!茎の先っぽに膨らんでいるのはつぼみかな?どんな花が咲くのか楽しみです♪
いろんな草花たちと出逢いながら細い道をくねくねとのぼり、途中から右折して海の方へ下ります。そしてやっと辿り着いたのがここ、半泊。見ての通り、この海岸は美しい真っ白な砂浜ではありませんが、ここにある石はひとつひとつ個性があってとってもステキなんです。
「まるで宇宙だな…」
私にはこれらの石が広大な宇宙に浮かぶ無数の惑星に見えました。この美しい石たちも私たちが住む地球の産物なんだと思うと、改めて地球という星の不思議なチカラに感動を覚えるのです。
半泊に咲くオニユリはちょうど咲き始めたばかりのようでした。これから次々に花を咲かせてくれるでしょう。
このおいしそうな実はどうやらイヌビワのようです。雌雄異株で、雌の実は食べられるそうです。この木はどっちだろう?ちょうどイチジクのような感じなんですって。
この日もたくさんの豊かな自然に出逢えて大満足のkero-keroでした
また雨があがったら訪ねてみようかな。ホウロクイチゴも食べてみなきゃ!