九千部岳を登頂したあとは、吹越方面へと下ります。少しずつ霧が晴れてきて、再び緑の山にヤマボウシの白が現れ始めました。
道のりはまだまだ遠い~ 今回は下山してから昼食なので、おやつでちょっとずつエネルギー補給しながら山を下ります。
何やら珍しい花を発見これは何という植物なのでしょう?隊長!教えて下さーい
こちらはスイカズラ科のニシキウツギ(二色空木)の花。白とピンクの花が可愛い~
これは何の葉っぱでしょう?緑の葉の上にひょっこりと白い葉っぱが顔を出していました 葉っぱのアルビノ種??なんてあるのかなー?
山をどんどん下っていきます。太陽に向かって咲くヤマボウシの花は下からはあまり見えませんが、あの山頂から見た風景の中を歩いていると思うとなんだかワクワクしちゃいます
こちらはユキノシタ科のガクウツギ(額空木)の花。同じ「ウツギ」という名前が付いていますが、ニシキウツギ(二色空木)はスイカズラ科で、花の形は全然違います。ガクウツギの花はむしろアジサイの花に似ていますよね。純白の清楚な雰囲気の花で、この時期この辺りの一帯の山で見ることができます
T小登山隊の登山では、ただ黙々と山を登るのではなく、時々立ち止まって山の緑を観賞します。珍しい植物があると隊長が教えて下さるので、自ずと植物の知識が増えていきます。
またまた今回の登山の主役であるヤマボウシを発見艶やかな葉の緑と総苞片の黄緑色を帯びた白のコントラストがとってもきれい
まるでサクラの花のようなこちらの植物。調べてみましたが、これまた名前が分かりませんでした一輪しか見つけることができなかったけど、珍しい花なのかな?
梅雨入りして蒸し暑い日が続いてたけど、山の中は本当に気持ちがいい特に雲仙は標高が高いので、下界と比べると気温も低く快適です
こちらはスイカズラ科のスイカズラ(吸い葛)。ニシキウツギと同じでこちらも二色の花がありますが、白い花が後に黄色に変わるそうです。キンモクセイに似たほのかに甘い香りがあるのもこの花の特徴です。
吹越に到着~そしてこの写真を撮った後、事件が起こりました…
いつも隊長の三脚をお借りしてセルフタイマーで撮影をするのですが、なんと撮影後その三脚の脚をしまおうとしたところ、私の怪力で脚がボキッと折れてしまったのです…いつもは脚を縦にして下から脚を押し込めるのに、横にして真横から力をかけたらボキッといってしまいました 私の相棒と言っても過言ではない隊長の三脚さん、本当にごめんなさいっ物の扱いが荒いので、何でももっと丁寧に扱おうと思います
この後車で場所を移動し、サプライズで待ち構えていたtami&猫のノンくんと合流して、みんなでお昼ご飯を食べました。そして大量にかいた汗を流し、疲れた体を癒すべく温泉へ。今回の温泉はT小登山隊では初めての富貴屋でした。通常700円ですが、回数券で安く入ることができ、お湯は乳白色の単純硫黄温泉で温度もちょうど良く、アメニティも充実していて、とっても良い温泉でしたョ~
登山の締めは熱々の温泉卵で おしどりの池の近くにある地獄で、持参した卵を茹でて作ったできたてホヤホヤの温泉卵たち。(tami、卵持ってきてくれてありがとう)「あちちちちっ」なんて言いながら殻を剥いて、美味しいお塩を付けていただきまーす とっても美味しくて勢い余って2つも食べちゃいました
今回のヤマボウシを観賞する雲仙九千部岳登山。この時期ならではの美しい景色に終始うっとりの目にも楽しい登山でした これからどんどん暑くなっていきますが、この夏もアクティブに登山を楽しんでいきたいと思いまーす
九千部岳ヤマボウシ登山(おわり)