岩屋登山口
川棚の虚空蔵山の登山口は木場と岩屋の二か所があり、今回は木場の方から登ったのですが、帰りにちらっとだけ岩屋登山口の方にも立ち寄ってみました
登山口を過ぎて少し行った所に、滝の観世音菩薩の案内板を発見これはこのまま通り過ぎる訳にはいきません。ちょっと寄り道してみましょう~しかし、ご覧の通りここから先は車一台がギリギリ通るくらいの細い道。とりあえず車で突き当たりのUターンポイントまで坂を上がって、そこで私とtamiだけ降ろしてもらい、辺りを散策する事に
と、早速椎茸のほだ木を発見美味しそうな椎茸がぽこぽこ育ってました
道端にはブルーセージにバナナの木。何だか不思議な場所だなぁ
さらに不思議なものを発見道沿いに川が流れているのですが、その畔にはなんとそうめん流しセットが準備されているではありませんか~食器セットの横には『節度あるご利用お願いします』と地主さんの名前付きで注意書きが添えてあります。ということは、節度を守れば自由に使っていいという事なのでしょうか
どうやらここは『湧水の里農園』という場所のようです。看板には管理者の方のお名前もありた
ホトトギスの群生に目を奪われつつ、さらに坂を下って行くと『山留番所跡』の標示を発見ここは街道の跡なのかな?
とようやく滝の観世音入口を発見ではでは、中に入ってみましょう~
人気のないひっそりとした境内には八角形の東屋やお社がいくつか立ち並んでいます。案内板によると、かつて集落の信仰の場であったこれらの建造物は長年放置されかなり傷んでいたとの事。平成20年に地主さんを初め30名の有志の方々によって境内内外の整備作業が無事に完成したのだそうです。わずか3年前の事なのですね~
奥の方には小さな滝が流れ、その傍らには観世音菩薩堂と思われるお堂がありました。維持管理する人がいなければ、かつては人々の心の拠り所であった大切な場所もどんどん朽ちていってしまうのですね。今後も修復作業に携わった方々の思いが後世に伝わっていくといいのだけど…
途中畑仕事をしていたおじさんに挨拶をすると、「ここは紅葉がきれいだから、もう少ししてからまた遊びにおいで」と声をかけていただきました。もしかしたら、そうめん流しのセットを準備して下さっていたのも、農園の看板を掲げていたのも、あのおじさんだったのかも??確かに小川のほとりには紅葉の木がたくさんあって、それらが紅く色づいたときにはこの緑色の小さな細道が秋色に染まるんだろうなぁとは思っていたのですが、地元の方がおっしゃるなら間違いありませんぜひとも紅葉の時期にもう一度この場所を訪れてみたいと思います