かわいいお花を見つけたよ!
GW最終日は祖母(80代)・父(60代)・私(30代)・そして姪っ子(5歳)の4世代で諫早にある上山公園へ行ってきました
上山公園は諫早市で最も大きい公園で、その面積は約120ha。自然豊かな園内には遊歩道が整備されていて、近場で森林浴をするにはもってこいの場所です。この公園は昭和26年に『諫早市城山(しろやま)暖地性樹叢(じゅそう)』として国の天然記念物の指定を受けているほか、伊藤静雄の詩碑、野呂邦暢の文学碑など、文化的な見所も盛りたくさん!下から見えるお城の形をした展望台には、幼い頃何度か上ったことがあるのですが、最近はすっかりご無沙汰していましたので、今回は私のリクエストで展望台を目指すことにしました
上山公園の駐車場(無料)に車を停め、周囲の樹木を観察してみると、枝先が黄色に染まった樹木を発見!最近周囲の山をところどころクリーム色に染めているこの樹木はブナ科のシイの木で、春はこのように黄色い花を枝先いっぱいに咲かせ、秋にはたくさんのドングリを落としてくれます。この季節には似合わない真っ赤な紅葉もあり、とてもきれいだったのですが、こちらは園芸品種で、一年中真っ赤なのだそうです。
園内には池もあり、錦鯉が悠々と泳いでいました。昔からあったんだろうけど今まで気づかなかったなぁ~
展望台へ続く遊歩道には木の階段が整備されていて、天然の森が私達を包み込んでくれます。父と私は当然のことながら、80代の祖母と5歳の姪っ子も、互いに手を携えながら、しっかりとした足取りで階段を上っていました。祖母いわく、同世代のおばあちゃん仲間とはこういう険しい道は歩くことができず、足腰の強い祖母にとってはいつも不完全燃焼気味なんだそうで・・・「こんな道を歩くのは久しぶり~」と大変喜んでおりました。さすがわが祖母。恐るべし!!
いくつかの樹木にはネームプレートがついているので、樹木博士の父に聞かなくても分かるものもたくさんあります。途中様々な樹木や野草に出遭いましたが、私の一番のお気に入りはこのコンテリギ(ガクウツギ)。ユキノシタ科の植物ですが、花の形がアジサイに似ていてとってもかわいいです今がちょうど見頃のようで、真っ白な花をたくさん咲かせていました。
駐車場から約700mで展望台に到着です。頂上が見えてきたぞ~!ちょっとお疲れ気味だった姪っ子の足取りも一気に軽くなります。
展望台に到着~!こちらが展望台から見た大村方面の風景です。ここからは諫早の町を一望することができ、有明海も見渡すことができるんですよ~。なかなかよい眺めです
あとから知ったのですが、ここは昭和61年に『森林浴の森 日本の100選』に選ばれているのだそうです。長崎県でこの他に選ばれているのは雲仙のあざみ谷のみ。諫早からだと雲仙はちょっと遠いけど、ここだったら気軽に足を運べます
帰りは別ルートでなだらかな坂道を下りました。こちらの方が道も広く歩きやすくなっています。でも車を停めた駐車場とは別方向。一体どこにでるのかな?
つつじ園のツツジのトンネルを抜け、上山荘の近くのベンチでちょっと休憩。
天祐寺の境内を通り抜け、
やっと見慣れた道路に出てきたぞ~!ココまで来ればゴールはもう目の前です。途中休憩も入れながら2時間ほど歩いたと思いますが、幼い子どもからお年寄りまで森林浴を十分に楽しめるいいコースだったと思います。今なら程よく暖かいのでハイキングにはもってこいですよ~ かく言う私も灯台下暗しで、大人になってからはなかなか来ることがありませんでしたが、これからはちょくちょく歩きに行きたいと思います
最後に余談ですが、最近ニュースで花壇に植えられたチューリップをちぎったりする人がいることを知りました。面白半分なのかむしゃくしゃしてやったのか分かりませんが、花にも人や動物と同様に命があるのですから大切に鑑賞して欲しいものです