気が付けばもう5月も終わり…。長いことブログを放置してしまい申し訳ありません とりあえず、前回の続きをアップします
八郎川を渡ってその先を左折すると、ちょっと細い道に入ります。さらにその先を長崎街道の案内標識に従って右折すると…
ほとんど誰も通らんやろうなぁ~と思わせるような道に出ました。頭上に見えるのは高速道路(長崎自動車道)です。
と、その先にステキなお店を発見ここはATRIE PATIOといって、私も以前何度か訪れたことのあるお店なのですが、最近リニューアルしてイタリア料理を出すようになったそうです。前日にした見に行ったとき、このお店のオーナーと奥様らしき方が、ランチのチラシを配っておられました。一度食べに行ってみたいなぁ
再び諫早方面へ向かってしばらく歩いていると、道沿いに役行者(えきのぎょうじゃ)神社を発見 役行者とは修験道の開祖で、奈良時代に活躍した伝説の人物で、悪霊を払いのける悪霊跋除の神として信仰されている神様なのだそうです。奈良県の葛城山や福岡県の英彦山など、役行者が開山したと伝えられている道場は日本各地にあるのだとか。案内板には書いてありませんでしたが、この辺りの山にも役行者が訪れたのかも知れませんね
顔が三つもある不動明王っぽい雰囲気の像。よく見ると後ろから手が6本くらい出ていて、それぞれの手には斧や歯車のようなものなど、様々な道具を持っています。仕事の神様なのでしょうか!?
再び川沿いをどんどん歩いていきます。辺りはだんだん曇ってきて、今にも雨が降り出しそうな雰囲気。どうかまだ降らないで~!
こちらは街道の途中にある松井糀屋という名のお饅頭屋さん。もともとはその名の通り麹屋さんだったのだそうですが、10年くらい前からその麹を使ったお饅頭を販売するようになったのだそうです。ここの甘酒饅頭、とっても美味しいんですよ~ 一番人気は「すぶくれ」というあんこの入っていない饅頭。まとめ買いする人が多く、すぐに売り切れてしまうのだとか。たしかに麹の香りがふわっとして美味しいんだけど、私はやっぱりあんこ入りが好きだな 当然のごとく、お土産にいくつかゲット!さて、休憩もそこそこに先へ進みましょう
こちらはキリシタン殉教の碑。たくさんの人たちが迫害され命を落としてしまったのですね。信仰する宗教が違っても、お互いの価値観を尊敬できたらいいのになぁ。
この階段を上ると瑞宝寺があります。保育園が隣接されているためか、門は閉められているようです。
六十六部塔を発見六十六部とは全国六十六カ国の国分寺や一宮に法華経(大乗妙典)を納める諸国を巡る僧のこと。とある修行僧が道中の安全を祈念して納経を行い、建立したのがこの六十六部塔のようです。
再びてくてく歩いていると、フジの花が満開の藤棚茶屋跡に到着~ ちょうどGW期間中はこのように見事な花を咲かれてくれます フジの花を眺めながらの給水タイムは、旅の疲れが癒される貴重なひとときです
こちらは国指定の重要文化財に指定されている旧本田家住宅。何がそんなに重要なのかというと、この住宅は旧大村藩領古賀村に現存する、県下で最も古い農家住宅の1つで、推定建築年代は17~18世紀中頃とされています。住宅への入出は自由で、当時の農家の人たちの暮らしをちょっとだけ垣間みることができます。
旧本田家住宅を出て歩くこと30分、井樋尾岳のふもとにある領境石に到着しました。『従是東佐賀領』とありますから、ここから東が佐賀領、ここから西が大村領だったという目印です。昔はこんなところまで佐賀藩の領土だったのですね
この領境石からもう少し遠回りをして帰る予定でしたが、雨がぽつぽつと落ちてきたので、この日の街道巡りはここでおしまい。ここからは街道を外れてまっすぐ帰路につきました。今回の総歩行距離はおよそ10km。雨風にも負けず、4人とも無事にゴールすることができました~ F夫妻さま、大変お疲れさまでした。またいつかご一緒しましょうね~