心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

世界民主主義への動き

2021年06月27日 | 世界
民主主義は主権在民です。人々は外交も考えなければなりません。ところが日本政府のように外交内容を秘密にすると人々はいつも推定で外交を考えるしかありません。恐らく日本の人々は、アメリカ、中国、ロシアなどと日本の関係がどうなっているかわからないと思います。半信半疑で意味不明の日本政府の公表を聞くしか方法がありません。

大半の人は外交について考えることが嫌になってしまいます。外交を政府に任せてしまいます。したがって外交についていっこうに賢くなりません。政府なら日本の人々に不利になることはしないだろうと願うだけになります。

民主主義国は外交内容も正直に人々に説明してほしいと思います。交渉過程で人々の批判を受けると、まとまる交渉もまとまらないとよく言われますが、まとまった交渉は、結局、あとで批判を浴びるでしょう。政府は決まったことだと言って強引に実行しようとしますが、実行は、人々の協力得られず、うまく行かないでしょう。交渉がまとまってもいい交渉だったとは言えません。

ところで現代は、いかに政府が外交内容を秘密にしても、その外交に関する情報知識が世界中をとびかっています。外国の政府や人々の動きに関する情報も流れて来ます。昔に比べればはるかに人々は政府に代わって外交を考えやすくなっています。政府だけに情報知識があるという時代ではありません。外交に関心がある人の情報知識は、政府の情報知識より上ということが多くなっています。

これは専門家の努力と情報通信技術の発達のおかげです。政府が何を考えても自分は世界の問題や外国との関係問題はこう考えるという自主独立の人が増えています。

今後の世界は国と国の間の交渉で決まるのではなく、人と人の間の交渉で決まることを暗示しています。具体的にいうと、たとえば地球温暖化対策は、どこかの国が言い出したことではありません。地球温暖化に問題意識を持った専門家が長い時間をかけて調査研究した結果を公表してきたからです。次第に同じ問題意識を持つ人が世界にどんどん増え、ついに国もこの問題を取り上げざるをえないことになり、とうとう世界の国が対策を講じることになりました。

戦争問題も、戦争問題に関する調査研究がどんどん広がっています。戦争は犯罪との考えが世界の人々の間で広まれば、ついには国も戦争は犯罪と考えざるをえないことになります。これが世界民主主義ということだと思います。
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ロシアは誠意を示すべき

2021年06月27日 | 世界
盛んにロシアがアメリカやEUとの関係を改善したいと言いますが、アメリカやEUが非難しているロシアの問題点を除去しないと、アメリカやEUはロシア制裁をやめません。まずロシアは国土拡大主義を放棄すべきです。具体的には外国に派遣し、維持している軍事基地を放棄し、軍を撤兵すべきです。これをやらないとアメリカもEUもロシアを信用しません。

ところで在日アメリカ軍基地の目的は何でしょうか。自民党政府は隣国から受けている侵略の脅威から日本を守るためと言いますが、在日アメリカ軍基地がなくなると日本を侵略する隣国はあるのでしょうか。

あえて挙げるならば、中国が尖閣諸島周辺の日本管理海域に海警船を入れて来ることが侵略的です。中国やロシアが軍用機を日本に向かって発信させ、日本の防空識別圏に入れてくることが挑発的です。これらの国の行動は確かに不愉快ですが、本当に中国やロシアは日本との経済交流を捨て、日本を侵略するつもりでしょうか。

日本の中の誰かが日本の政治に絶望し、中国やロシアの統治を望まない限り、中国やロシアには日本侵略の可能性はないと思います。日本の人々が自由と独立を重視し、みんなが協力して民主的に政治を行っているなら外国が日本につけいることは容易ではありません。

在日アメリカ軍基地の存在は、まだ日本が自由と独立の精神をもって協力して民主的に政治を行っていない証拠です。いわゆる「アメリカ派」が存在していて、靖国神社崇拝などといった日本主義的仮面をかぶって日本の人々を騙し、支配力を維持しているのだと思います。アメリカは、内心、日本はアメリカの属国と思っていると思います。
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