金1gが9,000円なんてまさに異常です。通貨不安が世界に満ち満ちています。今金を売れば多額の円が手に入ります。しかし、円が紙切れになると思うと、金を売る気にならないのでしょう。
日本では幸い供給>需要の状態が現在も続き、円安による物価上昇はおこっているが、悪性インフレになってはいません。しかし節約志向が続いており、経済に元気がありません。合理化・近代化に消極的で経済は低迷しています。
政治は保守、さらには復古で、かつ防衛費増額・増税・反撃能力の保有などと言っていますから人々は不安です。
政府・日銀は1990年頃から続いている金融緩和をやめることができず、不良政府、不良企業の延命を助けています。企業の新陳代謝が弱いと思います。弱い消費経済が続いている状態で、生産経済への切り替えができていません。
ロシア・中国と民主主義国との対決が明白になり、国内生産の重視、民主主義国間経済交流の重視など経済の再構築が必要と考えるが、岸田文雄内閣は、新経済政策を打ち出すことができないまま、ロシア・中国との経済交流持続、その一方で政治対決という矛盾を犯しながら、防衛力・アメリカとの同盟強化に力が入ってしまっています。
原子力は脱炭素と思い、脱炭素の目的は地球温暖化防止ということを忘れ、確実に放射能汚染をおこす上、地球を加熱するだけの原子力に回帰しています。これは後退です。前進意欲がなく、自由・自主に力強さがなく、赤字政治、国民の貧困化が止まりません。
金融政策で乗り切れるような簡単な問題ではないと思います。政府が駄目なら事業家・仕事人が自由・自主の精神で頑張るべき時だと思います。自民党・公明党を捨て、新政治家を育て、支援すべきと思います。