心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

強大国に翻弄されながら日本は相対的に動いている

2023年03月29日 | 世界
憲法第9条(戦争の放棄)を先端的法と信じ、絶対的外交を展開すれば、日本は、アイスランド、アイルランド、ニュージーランドのように平和な国として、アメリカ、中国、ロシアのような無法国に忘れ去られ、G7などとおだてられて会議に出、国連安保理常任理事国になりたいなどという欲望も持たないですんだと思います。

ところが日本は戦後アメリカとの関係が非常に深く、政治家、官僚、経営者の中には多くのアメリカ派がいて、日本の外交を主導してきました。特にアメリカが21世紀に入ってアフガニスタン戦争、イラク戦争を始めると、アメリカは強く日本に戦争協力を求めるようになり、アメリカとの安保条約の枠をこえて、アメリカと同盟という考えが強くなり、小泉純一郎元総理は、自衛隊は軍だと露骨に主張して、憲法第9条の無力化を進めました。自衛隊は、上記2戦争に参加しました。後方支援という形をとりましたが、戦場に駐屯した自衛隊員も多くいて、精神的ダメッジを受けた人も多く出ました。

現在では、自衛隊は大幅にアメリカ軍の中に取り込まれ、軍事訓練また軍事訓練が続いています。憲法は無力化し、日本の道は戦争の道になっています。政治家は、台湾有事は日本有事と言って、人々に、戦争は不可避と洗脳しています。

日本の人々がどの程度戦争を覚悟しているのかわかりませんが、少なくとも自衛隊は戦争する覚悟を求められているのではないでしょうか。

しかし、赤字の政府、人々の貧困化を見ると、いくら自衛隊は強いと言われても、日本の防衛力は中途半端、防衛戦争は危ないと思います。戦前の日本軍とどっこいどっこいと思います。自衛隊は、かつての太平洋戦争のように戦争を始めて負け戦が続き地獄に泣くことになる予感がします。自衛隊は冷静に自分の力を評価してほしいと思います。富士山の裾野で、戦車を操り、発射、命中などとやっているのが戦争と思ってはいけません。時代遅れの低速巡航ミサイル「トマホーク」数百発、買ってもてば反撃能力保有と思うような能天気では困ります。
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