先日 新聞にベトナム人女性が
強制送還される記事を読んだ。
20年以上前は、中国人の就学生が多かったが
現在 東南アジア諸国からの、技能実習生が
日本の巷で見かける。
働いたことがある。
日本にビザ取得して滞在するには、相当のお金が必要。
だが、その費用は中国人に取って自腹で賄う金額ではない。
何らかの手段で用立てる。
5人の中国人には、来日背景には金銭の闇があるが
詳細は判らない。
25年前、台湾、中国と貿易を始めた頃
上野にある中国語会話教室に通った。
しかし、忙しくなかなか指定時間には行けず
辞めることにした。
教室側が、私の事務所で個人レッスンを申し出た。
やって来たのは、北京出身
都内私大法学部3年生女性だった。
私のビジネスを眺めて、関心を示し
展示会での案内、中国との取引通訳を手伝うようになった。
途中で彼女の実情を知る。
中国語会話教室の女性経営者は、上野で
スナック等も経営していた。
彼女も夜は、そこで働いていたのだ。
彼女は言った。
来日して、日本語学校を経て、私大法学部に入るには
400万円のお金が必要で、経営者である中国人ママが
立替、保証してくれた。
なので、風俗で働かなければならない。
悲しそうな表情。
事務所で語学レッスン中、北京を案内しますから
行きませんか」と彼女が言う。
台湾のケニーも北京にある工場に打ち合わせがあるので
日程を合わせて行くことにした。
成田空港に、彼女は、別の中国人女性を連れてきた。
中国語会話教室経営者の妹だと紹介される。
カート4台に抱えきれないような段ボールが
4箱積まれていた。
訝しかったが、機内では気にもとめなかった。
北京空港着陸寸前に、彼女は言った。
「段ボールは、社長の荷物ですと、してください」
空港で入国審査を終え、税関手荷物検査になった。
その時だ。
税関検査員と、中国人女性二人が激しい会話を始めた。
長い時間だった。
激しい言い合いは全く理解できない。
彼女が振り向いて言った。
「日本に帰る時、あの荷物を持ち帰ってもらえますか」
灯りのない道路を彼女の弟が運転する車で
ケニーが宿泊している北京飯店に向かった。
「ケニーには、この事は内緒にしてください」
夜、部屋で彼女が、電話で「没方法」メイバンファと発音が聞こえた。
意味するところは、「もうダメ、仕方ない」
東京にいる中国人ママに連絡しているようだ。
鈍重な私も気づいた。
「密輸入をしているのだ」
「段ボールの中は、ブランドバッグが入っているのだ」
2日後
ケニーと3人で万里の長城出かけるも
憂鬱であった。
もう一人の中国人女性は現れなかった。
日本の大手商社の方と商談もあった。
その夜、遅く、いなかった中国人女性と彼女が
ホテルにやって来て言った。
「あの荷物は大丈夫です」
「役人に裏からお金を払って出して貰いました」
一件落着 (´▽`) ホッとするが疑問は拭えない。
朝8時 北京空港で帰国便、中国国際航空をチェックインするが
再確認していないので、チケットは他に流れた。
中国らしい嘘、
仕方ない、他の航空会社を駆けずりまわり
キャセイ航空の片道16万円カード払い
エコノミーで香港経由成田行に乗った。
成田到着 23時を過ぎていた。
帰国後 早速 調査に乗り出す。
ブログで詳細は書けないが、中国語会話教室とスナック経営者が
80代後半のタクシー運転手と偽装結婚。
その妹も同様。
表向きの仕事との奥底に闇商売があることを突き止めた。
警察、公安で掴めない情報を得ていたが
犯罪情報提供した警察は無視したが
後に千葉県警が検挙した。
大学同期の警察幹部は、折角の情報をないがしろにした
担当部署を非難した。
中国人経営者は、忽然と行方を暗ました。
留学生女性は、私に電話で激しい罵倒の言葉を浴びせた。
幾月かが過ぎた。
彼女は、事務所にやってきた。
疲れているようだ。
「北京に帰ります」
「仕方ないのです」
「ママに400万円借りています」
「言う事聞かなければならないのです」
「今度 日本に来る機会があればよろしくお願いします」
4階の窓から、角を曲がるまで見つ続けた。
金正男 空港での毒殺事件。
何にも知らない他国の女性騙し
殺害させる。
本当の殺害犯は、英雄としてき帰国。
数年後、再びケニーと上海、寧波、北京へ行く。
彼女、通称 ELIYと北京で再会。
日系の不動産会社で働いていると言う。
その後、メールが来たが
現在、連絡はない。
結婚して子供が欲しいと言っていたが
どうしているか?
日本は、安全で互いが信頼できる国家?
でもね、日本でも
被害者を加害者にして騙し組織グルミで