2月24日(土)
土曜日 パスタとビールで食事後
昼寝すべき、ベッドに向かう。
うん?
何だ これ!
部屋の壁に小さな虹。
妻に 「壁に虹が浮かんでる」
「違うわ」
ベランダのクリスタルが太陽の光を浴びて
壁に投影されている。
そうか。
衣類が風に飛ばされないように
する重し代わり。
白壁の虹の小さなフォルム
なかなか いいじゃないか。
カーテンを閉じるが、光が反射する隙間を開け
ベッドで寝転ぶ。
虹って、幼い頃、雨上がり 桑と麦畑の地平線の
どん詰まりに濃い藍の丹沢山塊の山並みに輪っかで跨ぎ
じっといつまでも見詰めていた。
老いては、その情緒も感受性も失ってしまった。
眠りに落ち
気付けば午後4時
白壁に虹は消えていた。
Somewhere Over The Rainbow / 虹の彼方へ
にじ うた 池田みゆき