馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

シンプルな訃報 小夜時雨(さよしぐれ)の回想。

2021-11-09 06:25:41 | 日記

11月8日 夕方帰宅すると、テーブルに私宛の葉書。
同期の死の知らせが通知。

情感など一切排除した文面。


今までも喪中はがきは毎年送られてくる年齢。
親友であった大学同期のシンプル過ぎる文面は衝撃。
去年2月 突然40年近く音信途絶えていたが
私の携帯電話番号を友人から聞き
電話してきた。
「なあ、今度会おう」
短い会話であったが、再会を楽しみにしていた。
大手石油メーカーに入社、
東京駅八重洲口側に勤務
私は丸の内北口に勤務
独身の頃は、八重洲地下街で飲んだ。
最後に会ったのは、東尋坊にある製油所勤務になり
東京駅新幹線ホームだった。
退社して生まれ故郷の東北の城下町に戻った。
何の職業に就き、子供がいるのかも一切喋らなかった。
やつは、余命旦夕迫るのを察したのだろう。
未明の小夜時雨(さよしぐれ)の空を見上げ
大酒飲み酒乱のあいつの人生の一端を想い回想した。
小夜時雨(さよしぐれ)
そう言えば、奴の写真は一枚もない。

酒乱の現場。


讃美歌538「すぎゆくこのよ」