馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

恋の扉が開く瞬間 恋の戯れ。(1)

2021-11-29 08:07:43 | 日記
11月28日(日)
北向き監獄部屋でトランス作業追われ
外歩きも少なかった。
ようやく、終了が見えてきたので
快晴の空と海に朝9時に向かった。
貨物船護岸荷上げ広場では、スパイダーマンが
大空を飛ぶ訓練か?
護岸のスパイダーマン
雪富士がくっきりと見える。

私のブログ写真 動画は全てスマホだ。
10年以上前、息子がアフリカチュニジア
ホテル部屋、ロックした部屋
スーツケースにカメラを入れていたが盗まれた。
清掃のオバサンとフロントが共謀窃盗。
富士の手前にディズニーランドのお山が見えるはずだが
高層ビルが建設され隠れた。
雪富士を眺めると青春の焦燥時代の思馳せる。


冬富士遠望

茜浜
結構 歩いた。


昭和44年11月半ば
僕と由美(仮名)秋の夕暮れ多摩川べり土手
なだらかな緑の草の斜面に座り
読売巨人軍練習場で2軍選手の練習を眺めていた。
初冬の川原は水分をたっぷり吸い上げ
冷風が二人に向ってくる。
冬になる草むらでは虫たちが最後の鳴きが終わろうとしている。


僕たちぴったりと肩を寄せて温めあった。
対岸の川崎側に大きなまん丸のオレンジ色の太陽が
沈みかけ川面をプリズムの光彩で波を漂うわせる。
由美が、懸命に話しかけるが
時折 多摩川鉄橋を渡る東横線電車に音でかき消される。
頷くだけで心は別の想いで揺れ彷徨っていた。
選手達が片付けを始めた。
僕たちも立ち上がり駅に向かった。
多摩川園前駅に着いた。
駅明かりは赤く切符売り場で
横浜駅までの切符を買った。
由美は改札口の端で待っていた。
彼女に近づいた。
由美は周囲をさりげなく見ると
両手でスカートをまくり上げた。
「ほら こんなに虫に刺された」
「こんなに腫れてしまったの」
太腿が突然露わに剥き出しで眼前に飛び出したのだ。
僕は瞬間呼吸が絶えた・
背骨に電流がが走りピリピリと痺れた。
一言も発せず改札口を通った。
振り返ると思い詰めた目があった。
ホームで改札口の由美を見た。
小さな唇は真一文字に閉じられ僕を凝視。
電車が入ってきた。
車内の扉から彼女を見た。
由美もじっと見詰める。
互いに手を振ることはなかった。
二人に恋のパルスが繋がった瞬間であった。


続く


月末で決算確認を税理士とするので次回に続きです。


初恋(石川啄木)&私の父さん。