続きです。
イタリア、ガラスペン、羽ペン、万年筆他ステーショナリー類を扱い
ドイツのステーショナリー類も扱うようになった。
順調に取引は拡大した。
息子は、イタリアミラノの展示会へ向かった。
一人旅であるが、イタリア語は、話せない。
頼ったのが、イタリアフィレンツェで暮らす日本女性である。
その日本女性とは、出会っていたが
互いを知る由もない。
生後半年の息子とオシメをした女の子は
柔らかな陽射し受ける縁側に座布団で
裸で手足を動かす息子を
じっと見詰めていたのだ。
30年の歳月が過ぎていた。
女の子はイタリアに留学していた頃
息子は台湾に留学中であった。
人生の不可思議な縁とは
創作力豊かな映画監督であれば
脚色してドラマに仕上げるかな?
老いてしまった私には遥か
海を越えてのビジネスは限界であった。
辿った波乱のビジネス人生は
知恵は少し増えたが実践力は衰退。
下支えがすることが仕事だ。
イタリアミラノで再会
https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/10824c177c15e95247aa7aa345a5bec
『初恋』ニューシネマパラダイス 〜エンニオ・モリコーネ〜