こんばんは。
今朝から風が強く、だんだんと寒くなって来るようです。
昨夜、今日はブログが書けないかもしれないと申しておりましたが、考えていた以上に時間があり、こうして綴っております。
もっともこの一日は朝から慌ただしくしておりましたので神様も手を合わせただけで拝んでおりません。
ましてや身内が逝きましたので、このような折にはむしろ致すべきでも無いですしね。
日常の事柄はさておき、朝からいつもの車屋さんで車を借り出したり、それ以前に玉串にする榊を切ったりしておりました。
義姉でもあり、本人もこの神事に神職として携わっておりましたので、本来ならば出雲大社より神職をお呼びして葬儀をして
頂くのですが、本人また家族の意向で簡素にしたいとの希望から、この度は私が斎主となりまして致すこととなりました。
(義姉自身、病に倒れる前から自分の最後の時の希望を話していたようです)
そのような意向を昨日の時点で聞いておったのもあり、割と朝早くから目が覚めて先程も書いたように榊を切ったりして準備を
しておったのですが、義姉の娘さん(自分より一つ年上です ですので姪というよりそういう方がしっくりきます)であるH子さんが
今日は止めに出来ないかと電話をして来られました。
いや、いきなりそう言われても;と感じまして、どうしてなのかを尋ねると昨日の今日でとても疲れていて葬儀どころではない、
ついてはもう少し後で出来ないだろうかということのようでした。
気持ちは分かりますが、故人である義姉自身が神道に関わりがあった人間ですし、決められていることはなさるべきですよと
半ば説得するようにして今日の前夜祭、仏教でいうところの通夜を予定通り致すことにしました。
おそらく身内なので朝早くに断ったらなんとかなるだろうと思われたのかもしれませんが、事は葬儀でもあり、こればかりは
ずらす訳にはいくまいと私自身は感じておりましたので、最初の予定通り執り行うことと致しました。
実はこの前の話もありまして。
そもそも葬儀自体をせずに火葬場で出棺の直前の10分程の間に簡単に祭文上げて貰えばよいからと言われますので、いやいやいや
幾らなんでもそれは出来兼ねる、ましてや神道でそれはないと感じました。
そんなことで昨日大社へ連絡しどうすべきかを伺いますと、上記のようにあまりに簡略化すべきでないとも言われましたので、
やはりそうだよなと思いながら、今朝の説得に繋がったのもあります。
そのようなことを全て合わせて今日のうちに前夜祭、また本葬に当たる際の祭詞も一緒に奏上した次第です。
ところで義姉自身の遺体は葬儀社で預かってもらう形にしており、そこを会場にして葬儀を行う訳ではありません。
ならばどのようにして葬儀をするのか。
神道ですので、これも仏教では位牌に当たる御霊璽(ごれいじ)というものが御霊の依り代としてあります。
そこへ御霊にお越し頂く形で、つまりはそのご霊璽に向かい祭詞を奏上するように致しました。
つまりは義姉の自宅へ参り、そこへ簡単な祭壇を設えてご霊璽を安置し、その場所にて前夜祭等を斎行致しました。
義姉の娘さん夫婦、またその子供さんら4人と言う本当に家族だけ、身内だけの葬儀でした。
これまで義姉自身、この仕事に携わっていた分交際範囲も広かったかと思いますが、疫病下でもありまた世の中の流れ的には
多くの方に知らせる葬儀よりもごくごくこじんまりとしたいという思いだったようでした。
そのような訳で時間も午後2時からしたいと言われましたのでその頃に参り、前夜祭という割には日のある明るいうちのお祭りと
なりました。
(亡くなったのに祭なのかと思われるでしょうけれど、神道は全てお祭となります。)
これも本来ならば、その人が生まれて亡くなるまでの経歴を伺い、それを一つ一つ読み上げるようにして申し上げるのですが
今回はそれはしなくていいからと言われまして、けれどそれを省いても相当な長さのある祭詞を奏上致しました。
義姉の事を思い出すと奏上している自分自身がこみ上げそうになるのをグッと堪えて、平静を保ちながらの葬儀でした。
終えて後、皆でお茶を頂きながら、あれこれと話をしておりました。
義姉がかわいがっていたネコが3匹、主が居ないのは分かるのかどうか、けれどおそらくいつもと変わらぬようにその辺りへ
ごろごろしていたようです。
うちの駄ネコと違い、義姉のところの子達は全て血統書付きとのことで、どこかしらおっとりしていましたけどね。
通夜ならばそのまま夜を徹して語り合うものでしょうけれど、先に書いたようにH子さんがかなり疲れておられるということもあり
今日はこれにて散会となりました。
葬儀社へ遺体を預かって頂いている関係で(冷蔵保存というと変な言い方ですがそうしてあるそうです)義姉の顔を見ることは
叶いませんでした。
明日葬儀場で最後に顔を見させて頂いた後、義姉自身は幽界への旅立ちとなります。
悲しみが襲って来るのは、まだかなり後になりそうですね。
このような事で今日を終えました。
明日は最後のお別れ、して参りたいと思います。
本日もこのブログへのお付き合い、真に有難うございました。
感謝申し上げます。
今朝から風が強く、だんだんと寒くなって来るようです。
昨夜、今日はブログが書けないかもしれないと申しておりましたが、考えていた以上に時間があり、こうして綴っております。
もっともこの一日は朝から慌ただしくしておりましたので神様も手を合わせただけで拝んでおりません。
ましてや身内が逝きましたので、このような折にはむしろ致すべきでも無いですしね。
日常の事柄はさておき、朝からいつもの車屋さんで車を借り出したり、それ以前に玉串にする榊を切ったりしておりました。
義姉でもあり、本人もこの神事に神職として携わっておりましたので、本来ならば出雲大社より神職をお呼びして葬儀をして
頂くのですが、本人また家族の意向で簡素にしたいとの希望から、この度は私が斎主となりまして致すこととなりました。
(義姉自身、病に倒れる前から自分の最後の時の希望を話していたようです)
そのような意向を昨日の時点で聞いておったのもあり、割と朝早くから目が覚めて先程も書いたように榊を切ったりして準備を
しておったのですが、義姉の娘さん(自分より一つ年上です ですので姪というよりそういう方がしっくりきます)であるH子さんが
今日は止めに出来ないかと電話をして来られました。
いや、いきなりそう言われても;と感じまして、どうしてなのかを尋ねると昨日の今日でとても疲れていて葬儀どころではない、
ついてはもう少し後で出来ないだろうかということのようでした。
気持ちは分かりますが、故人である義姉自身が神道に関わりがあった人間ですし、決められていることはなさるべきですよと
半ば説得するようにして今日の前夜祭、仏教でいうところの通夜を予定通り致すことにしました。
おそらく身内なので朝早くに断ったらなんとかなるだろうと思われたのかもしれませんが、事は葬儀でもあり、こればかりは
ずらす訳にはいくまいと私自身は感じておりましたので、最初の予定通り執り行うことと致しました。
実はこの前の話もありまして。
そもそも葬儀自体をせずに火葬場で出棺の直前の10分程の間に簡単に祭文上げて貰えばよいからと言われますので、いやいやいや
幾らなんでもそれは出来兼ねる、ましてや神道でそれはないと感じました。
そんなことで昨日大社へ連絡しどうすべきかを伺いますと、上記のようにあまりに簡略化すべきでないとも言われましたので、
やはりそうだよなと思いながら、今朝の説得に繋がったのもあります。
そのようなことを全て合わせて今日のうちに前夜祭、また本葬に当たる際の祭詞も一緒に奏上した次第です。
ところで義姉自身の遺体は葬儀社で預かってもらう形にしており、そこを会場にして葬儀を行う訳ではありません。
ならばどのようにして葬儀をするのか。
神道ですので、これも仏教では位牌に当たる御霊璽(ごれいじ)というものが御霊の依り代としてあります。
そこへ御霊にお越し頂く形で、つまりはそのご霊璽に向かい祭詞を奏上するように致しました。
つまりは義姉の自宅へ参り、そこへ簡単な祭壇を設えてご霊璽を安置し、その場所にて前夜祭等を斎行致しました。
義姉の娘さん夫婦、またその子供さんら4人と言う本当に家族だけ、身内だけの葬儀でした。
これまで義姉自身、この仕事に携わっていた分交際範囲も広かったかと思いますが、疫病下でもありまた世の中の流れ的には
多くの方に知らせる葬儀よりもごくごくこじんまりとしたいという思いだったようでした。
そのような訳で時間も午後2時からしたいと言われましたのでその頃に参り、前夜祭という割には日のある明るいうちのお祭りと
なりました。
(亡くなったのに祭なのかと思われるでしょうけれど、神道は全てお祭となります。)
これも本来ならば、その人が生まれて亡くなるまでの経歴を伺い、それを一つ一つ読み上げるようにして申し上げるのですが
今回はそれはしなくていいからと言われまして、けれどそれを省いても相当な長さのある祭詞を奏上致しました。
義姉の事を思い出すと奏上している自分自身がこみ上げそうになるのをグッと堪えて、平静を保ちながらの葬儀でした。
終えて後、皆でお茶を頂きながら、あれこれと話をしておりました。
義姉がかわいがっていたネコが3匹、主が居ないのは分かるのかどうか、けれどおそらくいつもと変わらぬようにその辺りへ
ごろごろしていたようです。
うちの駄ネコと違い、義姉のところの子達は全て血統書付きとのことで、どこかしらおっとりしていましたけどね。
通夜ならばそのまま夜を徹して語り合うものでしょうけれど、先に書いたようにH子さんがかなり疲れておられるということもあり
今日はこれにて散会となりました。
葬儀社へ遺体を預かって頂いている関係で(冷蔵保存というと変な言い方ですがそうしてあるそうです)義姉の顔を見ることは
叶いませんでした。
明日葬儀場で最後に顔を見させて頂いた後、義姉自身は幽界への旅立ちとなります。
悲しみが襲って来るのは、まだかなり後になりそうですね。
このような事で今日を終えました。
明日は最後のお別れ、して参りたいと思います。
本日もこのブログへのお付き合い、真に有難うございました。
感謝申し上げます。