芽室町議会議員 正村紀美子のブログ 「つぶやきをかたちに」

いつも市民派ずっと無党派!
芽室町議会議員まさむらきみこのブログです。

西町公営住宅工事をめぐって

2024年10月01日 | 議会/委員会
今日から10月。
9月議会が閉会し、いまは会期中に起きたさまざまなことを振り返っています。

ほんとうはもっとタイムリーな記事をアップする予定だったのに
それはいきなりハードルが高かった…。
期待させてしまった皆さま、ごめんなさい。


ということで、9月議会最終日の契約案件について今日は書いていこうと思います。
少々長くなりますが、どうぞお付き合いください。


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西町公営住宅長寿命化工事契約をめぐって

 
9月議会最終日。
西町公営住宅工事の契約締結の議案がありました。
わたしは町の入札契約事務が入札の原則に照らして公正で、透明性のある契約とは言えないと判断し反対しました。

西町公営住宅工事は制限付一般競争入札で実施、契約金額は9018万9000円でした。
予定価格は9018万9000円だったので落札率は100%。
制限付一般競争入札とは、入札参加資格に一定の条件を付して実施する入札で、
地域要件を設定することで地元企業を優先的に発注する入札方法のことです。

この案件は9月議会初日に提案されるはずだったものですが、
8月27日の入札ではいずれも(3回)予定価格を上回り不落札になりました。
このため9月議会初日提案予定であった契約案件は取り下げとなり、
町は最低入札者と随意契約をしたことから最終日提案となったものです。

入札制度とは、業者選定の透明性、公正性を確保し、
適正な市場原理によって価格競争が働き、より安価に目的物を完成させることが目的です。

① 制限付一般競争入札にもかかわらず随意契約⁉️
8月27日の入札で不落札となったあと、町は最低価格を提示した業者と随意契約を結んでいます。
入札制度の主旨はより安価で目的物を完成させることですから、
入札で予定価格を下回らない場合は、業者の枠組みを変えて
(制限付一般競争入札の参加資格者の組み合わせを変える、あるいは契約の方法を指名競争入札または一般競争入札に変更して)
再度入札を実施する、それでも落札できない場合は随意契約ができる。
町は入札の段階を踏まずに一足飛びに随意契約を結びました。
町はより競争原理を働かせた入札を実施するための努力をしたのでしょうか。


② 落札率100% 事前公表されない予定価格と同額⁉️
随意契約による見積もり合わせでは、予定価格と同額という結果に。
9000万円を超える工事で、しかも改修工事、町の積算と寸分たりとも違いがない。
「不落札になって町は設計を見直したのか?」という質疑に
町は「設計事務には誤りはない。事業者の金額が合わなかった」と答弁しています。
落札率100%という工事契約について、世間一般に「ほんとうに適正なのか?」
という疑念を持たれてもおかしくありません。


③ 町は公正公平な姿勢を貫いて
地元工事を地元企業に発注する行為には異を唱えるつもりはありません。
しかし、入札手続きに不備や疑いを持たれるようなことはあってはなりません。
不落札となった入札でも地元企業による共同企業体の組み合わせにすれば、
再度その入札制度に参加することができます。
業者指名選考から始まり、入札事務は煩雑になりますが、町の公共工事の入札です。
公平性を期してほしい。

その結果が今回落札した業者と同じ業者になることもあるでしょう。
しかし、プロセスを間違うと問題が起こる可能性が生まれます。
行政として避けるべきことであるし、問題が起こらないように事務を進めていくべきと考えます。

地方自治法では「地方公共団体は、その事務を処理するに当たっては、住民の福祉の増進に努めるとともに、
最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない」と明確に記されています。
工事費用は町民の皆さんからいただいた税金であり、
入札は透明性と公平性を確保した価格競争を前提とし、町はあまねく公平公正な姿勢を貫くべきです。





羅臼岳&斜里岳へ

2024年07月17日 | 
先週末の3連休は、昨年雨で行けなかった羅臼岳と斜里岳を登ってきました。

知床五湖の高架木道から知床連山が真っ正面にみえます。
まずは羅臼岳に行きたいなーと数年前から妄想。

実際に登ってみて、変化にとんだ素敵な山だと思いました。
途中2か所の水場があるのも嬉しい。



残念ながら山頂はガスで眺望は望めなかったけど
雲が切れて知床横断道路がパーっとみえた瞬間もありました。

今度は晴れた日にもう一度来たいですね。


翌日は斜里岳へ。
幾度も沢を渡って登っていくのは楽しいです。



最初は晴れていたので、山頂を期待しながら登りましたが
あいにく雲があがってきてしまい、山頂は真っ白。

小さな緑の虫がたくさんいたので退散。

下りは新道を通って帰ってきました。

充実した休日を過ごすことができました。

つぶやき通信NO56

2024年07月13日 | 通信
新しいつぶやき通信ができました。

本日のいつものように新聞折込に入りますので
どうぞご覧ください。

表面


裏面





今回の内容は
● 6月一般質問
 公立芽室病院の改築等について 他

●町の貯金と借金ってどうなっているの?

●サクッと読める150字
 ①モンベル会長の講師謝礼50万円⁉️
 ②新嵐山スキー場オープンに向けて
 ③体育館内部改修工事が始まります
 ④上芽室地域集会施設が新しくなります

●4コマ漫画
 庭を花いっぱいに!と妄想を膨らませたまさむら。
 果たしてうまくいったでしょうか?

●めむろ 新嵐山(株)の破綻検証報告
 昨年10月に破綻しためむろ新嵐山(株)について
 北大公共政策大学院に助言を得た検証がまとまりました。
 

今回は久しぶりに4コマ漫画もあります。
笑ってくださいねー

戦没者追悼式に参列してきました

2024年07月11日 | 議会/委員会
今年は戦後79年目となります。
本日は芽室町戦没者追悼式に参列してきました。

毎年この時期になると開催される式典ですが、
年々ご遺族の方の参加が少なくなっており、
月日の流れを感じるところです。

かつての戦争で尊い命が奪われ、その哀しみは癒えることがありません。

いまもなお世界では戦争がなくならず、命が奪われています。
心から恒久平和を願わずにはおれませんし、
愚かな戦争を忘れてはならないと思っています。




写真は青森港に面した青い海公園です。
デッキが広くて潮風が気持ち良かった。
近くには青森ねぶたの制作小屋が立ち並んでいました。





先進地事務調査に行ってきました

2024年07月10日 | 議会/委員会
7月8〜10日まで総務経済常任委員会の先進地視察に行ってきました。

中心市街地に人の流れをどのように作っていくのかを調査研究することを目的に、
秋田県大仙市、五城目町、青森県八戸市の事例をみてきました。


(秋田県五城目町/BABAME BASE|五城目町地域活性化支援センター/廃校になった小学校を地域活性化センターとして活用しています)

事前資料をネットで検索しながら現地視察に臨みましたが、
やはり現地に行って見て、歩いて感じるものは多く、
資料だけではわからないこと、気が付かないこと、
そして新たな視点を得ることができました。

現地でお世話になった職員の方々にはお礼申しあげます。


(青森県八戸市/八戸ポータルミュージアムはっちの入り口にある手彫りの馬のオブジェ)

また、芽室町から離れて少し遠くから町の課題をみることもでき、
これまでもやもやしていた課題も
くっきりと浮かびあがってきました。

今後は委員会内で視察内容を分析して、成果物を完成させていきます。

有意義な視察となったのも議会事務局職員の様々な準備があったからこそ。
ありがとうございました。

6月議会一般質問/公立芽室病院「経営強化プラン」の実現に向けた今後の展望

2024年07月07日 | 議会/委員会
6月議会一般質問では、病院経営をテーマに、
病院建替や経営の安定にどう取り組んでいくのか、を質問しました。

6月議会 一般質問通告書

6月議会一般質問 録画

病院建替については、長寿命化に30億円という多額の費用が算出されました。
資材や人件費等は年々高騰していますので、さらに費用が掛かるものと思われます。
現時点では建替についての結論は出ていませんが、
まずは建替をする時期を10年後と定め、
地域医療構想や町民ニーズの把握、事業費の圧縮に努めるとのことです。

また、コロナ関連の補助金が終了した今後の経営についても質問しました。

というのも、公立芽室病院の決算はコロナ禍前まで赤字が続いており、
大変厳しい状況があったからです。
手持ち現金が減少したため、平成28年度からは銀行から借入を実施、
平成29年度と令和元年度決算では資金不足比率も15%に達しました。
町は資金不足解消のために、平成30年度から令和2年度の3年間にわたり、
総額5億円にわたる繰入金の上乗せを実施したことと
令和2年度からのコロナ補助金によってようやく資金不足は解消しました。

コロナの補助金によって病院決算は黒字となりましたが、
患者数の減少によって医業収入は減少しています。
今すぐにコロナ禍前の状況に戻ることはありませんが、
やはり経営の安定化は大きな課題であることに間違いはありません。

芽室町における65歳以上の人口は、2045年まで増加傾向にあり、
わたしは今後20年間のまちづくりのビジョンが必要だと考えます。
その中でも公立芽室病院は
町民が安心してこの町で暮らすために大事な資源です。
今すぐにビジョンを示すことはできないとするなら
町民に病院の経営状況についてわかりやい方法で共有してほしいと思います。

母に会ってきました

2024年07月04日 | 家族
両親に会うため、実家に戻っていました。
いま羽田空港です。

東京はやっぱり暑かった〜
部屋の片付けをして、細かいところを掃除して、と
いつものルーティンをこなしていると
汗だくに。

まとわりつくような湿度の高さは堪えますね。

「暑くない?」と母に尋ねても
「ぜんぜん暑くないよー」とからっとしています。

熱中症にならないように水分補給をこまめにすること、
クーラーは我慢しないで使うことを念押ししましたが、
ちゃんとできるかな。

母はお化粧して、外出する洋服を着ると
昔のようなシャキッとした顔に戻ります。
そんな母の顔をみることができて嬉しかった。

これから涼しい芽室へ帰ります。




めむろみなくる商店会「くるくる祭り」

2024年06月30日 | 生活
朝から気温がぐんぐん上がって、お昼すぎると30℃に。
風もなく、湿度も高いのでより暑さを感じます。

そんな中、役場駐車場ではみなくる商店会主催の「くるくる祭り」が開催されました。
今年は2回目。




会場は子どもを連れた家族でいっぱい。
どのブースも行列ができるほど混んでいました。
こどもの大好きなチョコバナナはさすが根強い人気!

暑さなんてお構いなしで射的やスマートボールに夢中になるこどもたち。
こどもたちが楽しそうにしているイベントでしたね。

暑さ対策として
日陰にテーブルと机があったり、
役場の2階の部屋を開放したりと
工夫をされていることも良かったと思います。


準備をして開催してくださった皆さま、大変お疲れ様でした!


議員研修会/SOUNDカードを学ぶ

2024年06月28日 | 議会/委員会
今年度から議会サポーターになっていただいた青森大学の佐藤先生を
講師に議員研修会が開催されました。

これまで何度か佐藤先生の研修を受けていますが、
今日は対話のための新しい手法、SOUNDカードを使った手法を学びました。

夜は第2回モニター会議があり、
モニターの皆さんと再びSOUNDカードを用いて意見交換をしました。

「新嵐山スカイパークのあり方」という重たいテーマでしたが、
わたしのグループでは議員もモニターの方もそれぞれが本音を出し合い、
最後は具体的な提案にまで至ったことは
予想もしない展開でした。

今日のグループでは
インバウンドや観光客がたくさん訪れるような嵐山を望む声は
ありませんでしたね。

新嵐山は、
まず町民ファーストであること、
できるだけ新しい施設を作らず(作っても大掛かりにしない)自然を残すこと、
設備更新は多額の資金が必要となるので、十分に検討することだと大事だと思っています。

町民に愛される新嵐山を作りたいですね。





日高山脈襟裳十勝国立公園

2024年06月27日 | 
令和6年6月25日(火)、国内で35か所目の国立公園として、「日高山脈襟裳十勝国立公園」が新たに指定されました。

国立公園化による観光振興が期待されていますが、
初心者が登れる山ではないので
「眺める」観光になるのでしょうか?

それよりも手付かずの自然をどう守っていくか、に主眼を置いた
取り組みを期待するところです。


わたしの日高山脈は、花のアポイ岳とアスレチックのような剣山、
眺望のよい芽室岳の3つ。

芽室町にある伏見岳に続く林道は、台風災害で壊れてしまい、
復旧まではまだ時間が掛かるそうです。
さすがにクマのすみかを2時間歩いて登山口まで行く勇気はなくて
いまだに登ったことはありません。



(今年6月初旬/芽室岳山頂の眺め)


6月初旬に訪れた芽室岳は、日高の奥深い山々、大雪山系、東大雪、雌阿寒岳と
ぐるっと見渡せました。
ほんとうにすてきな景色にうっとり。


こうして山を登れるのも
登山道の笹刈りや倒木の処理など整備してくれる人がいるからこそ。

登山者の安全を確保する整備は、山の保全にもつながると思います。
観光振興ばかり、お金儲けの話ばかりではなく、
山の保全に目を向けた国立公園事業であってほしいです。