でいごの花

2012-06-16 23:36:42 | 植物(Plants)


デイゴ(Erythrina variegata


本島北部へ向かう途中。
いつものように海岸線に何羽ものクロサギを見ながら車を走らせていると、入り江の見える場所にポツリとある小さなバス停の側、赤く咲く花をたくさんつけたデイゴの木があった。
デイゴにしてはまだ小柄な樹で、(たぶん)花以外には葉は付けていなかった。










途中、「我部祖河食堂」に寄って、昼食のソーキそばを食べる。
金武にも行きたかったけれど、次の機会に延期した。







【Okinawa Is.(沖縄本島) Japan/12th April, 2012】


花咲く丘の上に

2011-06-02 18:59:48 | 植物(Plants)


ミズバショウ(Lysichiton camtschatcense) Asian Skunk-cabbage


5月の初めのことである。
私は急に思い立って荷物をまとめ、一人旅に出た。
ここはその昔、白鷺が湯に浸かっていたことから始まったという、とある温泉郷。
温泉へ向かうバスの窓から見えた橋に描かれていたのはカラシラサギだったから、もしかしたらこの逸話に登場する白鷺はカラシラサギだったのかもしれない。ちなみに現在は、妙に人を恐れない1羽のアオサギが住み着いているという。

温泉街を通り抜けて小高い丘に登ると、谷川の流れ込む小さな湖に辿り着いた。
ひと気の無い湖を眺めていると、私の存在に気が付いたヤマセミが沢の奥の方へ飛んでいったり、カワガラスが「ビッ!」と鳴いて湖を横切ったりした。
谷川沿いの湿地には、いくつものミズバショウが咲いていた。私が身をかがめてミズバショウを見ていると、上空から「ピリリリッ」とサンショウクイの声が聞こえた。
















【2011/05/01/石川 Ishikawa,Japan/May 2011】


The Curtain Fig Tree

2011-03-10 23:28:36 | 植物(Plants)


Fig(Ficus virens

さらに南下して、ここは沿岸性の熱帯雨林帯。
土砂降りの雨に車内でしばらく仮眠した後、目を覚ますと雨は丁度上がったところだった。
起き出して寝ぼけ眼で森の中を歩いていると、突如開けた空間に出た。それと同時に私に大きな影を落としたのは、力強く根付く巨大な、尊ささえも帯びた大樹だった。


【2010/03/07/オーストラリア Cairns,Australia;Mar. 2010】


雨の日

2010-10-22 22:22:35 | 植物(Plants)

テッポウユリ(Lilium longiflorum

池間島の岩礁地帯を探すもミヤコトカゲは見つからなかった。
それこそマンパワーを十二分に発揮して草の根を分けて探さなければ見つからないのだろうか。




何か打ち上げられていた。



ここでどうしようもない豪雨が降り出したため、
池間島を後にして、島尻のすむばり食堂へ。タコ丼をたのむ。


アフリカマイマイ

昼に降り出した雨は夕方には上がっていた。



ミヤコニイニイ(Platypleura miyakona

夜の大野山林。
今日は雨が降ったせいか、昨日よりも多くのサキシマヌマガエルとヒメアマガエルが鳴いている。前者は「クォァァ...クォァァ」と、後者は「ギリリ、カララ」と。
ミヤコヒキガエルは今日もよく林道に出てきている。少し開けた場所では、ヤエヤマオオコウモリが妖しく飛び回っていた。
ミヤコニイニイが突如、私の灯りに向ってきて私に当たり、地に落ちた。にぃにぃ!

シャワーを浴びるため、寝る前に街を歩いていると、通りすがりの野良犬にアマガミされた。あまりに唐突な攻撃に、噛まれた瞬間には疑問符しか浮かんでこなかった。

【2010/06/11/宮古島 Miyako Is. /Japan】

蒼い世界

2010-07-19 17:30:05 | 植物(Plants)


東平安名崎

宮古島1日目。
この日は快晴だったので、まずは東平安名崎へ。
車を停めて崖の端へ駆け寄れば、吸い込まれそうな蒼い海と空、遠くまで続く断崖の岬が目の前に広がっていた。
忙しい日常から一時離れ、別世界へ来たのだという実感がわいてきて最高な気分になり、私はしばし立ち尽くした。
2年ぶりの宮古島は、やはり変わらず美しく、私が沖縄で一番好きな島のままだった!

崖の上から双眼鏡で沖を見れば、光る海の上をエリグロアジサシやベニアジサシが乱舞し、遥か遠くの岩礁にはクロアジサシとマミジロアジサシがいる。
足元の岩礁の陰からは白色型のクロサギが飛び立った。




足元ではブダイの仲間が採餌していた。ナンヨウブダイに似ているが、目先と頭頂部の褐色が不可解。透明な浅瀬の海にカワセミブルーが眩しい。



ハマオモト(Crinum asiaticum

ここにはハマオモトやテッポウユリが群生している。花にはスジグロカバマダラやホウジャクの仲間が来ていた。



丸吉のソーキそば

東平安名崎を満喫した後は、ソーキそばで腹ごしらえ。美味い!


【2010/06/09/宮古 Miyako Is. Japan】