雨降る公園

2014-06-25 07:22:28 | 鳥(Birds)


ニシオジロビタキ Ficedula parva Red-breasted Flycatcher


ここは、芝生の地面に梅や桜の木がまばらに植えられたような環境の公園。
ニシオジロビタキが、彼らがいかにも好みそうな環境で越冬していた。
オジロビタキの地鳴きがカッターを素早く繰り出す音に例えるとするなら、ニシオジロの地鳴きはカッターをゆっくり繰り出す音に聞こえる。 










 
トモエガモ Anas formosa Baikal Teal




ビンズイ Anthus hodgsoni hodgsoni Olive-backed Pipit



【Aichi-pref., Japan/2th Feb. 2013 ; 愛知県,日本/2013年2月2日】


Snow & Strawberry

2014-06-09 01:16:52 | 鳥(Birds)


オオマシコ Carpodacus roseus Pallas's Rosefinch


千葉方面へ鳥見に行った翌日のこと。この日は友人と2人、冬の山へと出かけた。
雪の積もった林道を歩くと、道添いの斜面、種子を付けた草にオオマシコの群れが来ていた。
♀タイプの雌雄識別について、図鑑の写真やテキストだけではいまいちピンと来ないけれど、実物を見ると違いがよく分かるもの。
私が雪の上に座り込んでじっくり観察していると、オオマシコ達は雪上に落ちた種子を食べにすぐ傍までやってきた。

やがてオオマシコの小群が去った後、私たちは銀世界の林道を奥へと進んだ。
雪の上を見ると、様々な哺乳類の足跡が林道を横切っている。そのうちの1つに、長い尾羽を雪に引きづりながら歩き、
最後に両翼を下に打ち付ける形で途切れているものがあった。
これはヤマドリのフィールドサインに違いないと話していると、まさに100mほど先の斜面からヤマドリの雄が飛び立った。

帰り道には、山の中腹あたりで崖に生えた草の種子に集まるハギマシコの群れを見かけた。















アカウソ Pyrrhula pyrrhula rosacea Eurasian Bullfinch


帰りに山中湖に寄ると、湖岸沿いの桜の芽には数羽のアカウソが来ていた。
桜の芽を頬張るこの鳥の顔は、いつも心なしか「美味い」と言いたげな表情に見える。
雌も外側尾羽の軸斑が白いのがわかる。










【Yamanashi-pref., Japan/20th Jan. 2013 ; 山梨県,日本/2013年1月20日】


冬の日の海

2014-06-08 07:01:07 | 鳥(Birds)


ウミスズメ Synthliboramphus antiquus Ancient Murrelet


冬の日、友人3人とともに千葉県九十九里~銚子・波崎周辺をまわった。
九十九里の突堤からフィールドスコープで外洋を見ると、驚くほどの多数のアビが浮いていた。
なんというか、千葉中のアビがそこに集まったのではないかというくらいに...。
他にもビロキン、クロガモ、カンムリカイツブリ、アカエリカイツブリなどが逆光で輝く水面に浮かぶのが見えて、しばらくスコープから目が離せなかった。
波崎の運河には1羽のウミスズメが入り、潜水を繰り返していた。




ミユビシギ Calidris alba Sanderling









クロサギ Egretta sacra sacra Pacific Reef Heron







【Chiba-pref., Japan/19th Jan. 2013 ; 千葉県,日本/2013年1月19日】