雲を掴むような鳥探し

2013-03-01 00:03:51 | 鳥(Birds)


カリガネ(Anser erythropus) Lesser White-fronted Goose


やっと見られたカリガネ。伊豆沼から車で30分の距離に実家があるというのに、今まで未見の鳥だった。
最近鳥見をする中で、国内でもまだまだ見ていない鳥が沢山居ることを思い知らされた。

さて、このカリガネを探す難しさったらない。
もちろんマガンとの識別点など重々知った上で、探すのが本当に苦労する鳥なのだ。
例えて言うなら、数千の大豆の中からごく数粒の小粒大豆を探すようなもの。10の大豆から1の小粒大豆を見つけ出すことなどいとも簡単だが、ダミーの母数があまりにも多いことで、この小粒が完全に埋もれてしまう。
しかもカリガネときたらマガンと違って採餌中に殆ど首を上げ無いから、余計に分かりづらい。移動時も写真のように、新説の首長竜の歩行姿勢のように首を上げずに歩く。手前にマガンが居たり、畦の裏に入れば姿を消してしまい、たちどころに数千のマガンとシャッフルされてしまう。



【Shimane(島根),Japan / 24th Feb, 2013】