アオタテハモドキ(Junonia orithya)
目の覚めるような輝くシーブルーの後翅を持つアオタテハモドキの雄が、畑の縁に群生するセンダングサの花を訪れた。この鮮青色は、光の当たり具合によって濃淡に変化して見える。
眼状紋の大きな雌の中には後翅にこの青色が出る個体がいて、それはそれは驚くほど鮮やかな姿をしていた。しかし魚眼レンズで撮ろうと近づくと飛び立ち、それきり戻っては来なかった。
リュウキュウヒメジャノメ(Mycalesis madjicosa)
暗い林内ではリュウキュウヒメジャノメが足元をゆっくりと飛ぶ。
【Yonaguni Is. (与那国島) Okinawa, Japan/29th Oct. 2012】
ウンカのなかまの幼虫
ダナンの夜。人家の灯りに集まる蟲たちを見ていると、日本の南西諸島に生息しているものの「そっくりさん」がよくいる。例えばイチゴパフェことアカスジシロコケガ、ルリモンホソバ、オオトモエに似ているものの、それぞれ一部の模様が微妙に違ったりする。
マレーシアトリクイグモ(Cyriopagopus thorelli) Malay Earth Tiger
カレハカマキリの1種 Dead-leaf Mantid
コウグンシロアリの1種(Hospitalitermes sp.) Processional Termite
コノハギスの1種 Leaf Katydid
スズメガの1種 Hawk Moth
【Danum Valley, Borneo, Malaysia(ボルネオ,マレーシア)/30th Dec. 2012 - 3rd Jan. 2013】
トラフタテハ(Parthenos sylvia) Clipper
雨の合間に陽が射せば、蟲たちは一斉に活動を始める。
この日、チョウはトラフタテハの他にもストリオオゴマダラ、ハレギチョウ、イワサキタテハモドキ、アンフリサスキシタアゲハなどを見た。
食糞群のコガネムシの1種
同じ色をしたコガネで私の部屋の中に入ってきていたものは、頭部から伊達政宗の兜みたいなカッコイイ角が生えていたが、写真を撮ろうとしたら逃げられてしまった。
Tractor Millipede (Barydesmus sp.)
ボルネオでは良く見る大きいヤスデ。直訳すると和名はトラクターヤスデ?
真っ赤なマルヤスデの仲間や巨大ダンゴムシことネッタイタマヤスデもロッジの周りで見かけた。
【Danum Valley, Borneo, Malaysia(ボルネオ,マレーシア)/30th Dec. 2012 - 3rd Jan. 2013】
ヤマトタマムシ(Chrysochroa fulgidissima) Japanese Jewel beetle
突然だが、私はとにかく蚊に刺されやすい。
このタマムシを撮っている時も10箇所以上刺されたし、最近近所のスーパーで買い物をした時も、屋内だからと油断していたら、店の中に入っていた蚊に3箇所も刺されてしまった。
こんなに蚊に刺されるのは、逃れられないO型の宿命なのだろうか...。
どこかで見た、あの全身を蚊帳で覆うような防護服が欲しいくらいだ。
【Tokyo(東京) Japan/12th August, 2012】
ヤマトタマムシ(Chrysochroa fulgidissima) Japanese Jewel Beetle
昨シーズンの冬のバンクーバーがシロフクロウの当たり年なら、今シーズンの夏の日本はヤマトタマムシの当たり年。
どこへ行っても、右を見ても、左を見ても、タマムシ、タマムシ。
暑い日に、放置してあるケヤキやエノキの材を見れば、複数の雌が産卵に来ている。
材が見当たらなくても、その辺を適当に飛翔している個体が容易に見つかる。
本当に今年はタマムシの夏だ。
【Tokyo(東京) Japan/12th August, 2012】