ジョウビタキ(Phoenicurus auroreus auroreus) Daurian Redstart
ナベコウを見た広大な干拓地の海側には、これまた広大な葦原が広がっている。
葦原の中の木道を歩いて見晴台のヤグラのあたりまで来たところで、どんよりと曇った空から雨が降り出した。
仕方が無いのでこのヤグラの下に座り込んで雨を凌いでいると、1羽のジョウビタキがやってきて、なんと可愛いことに私と一緒に雨宿りを始めた。
鳥をよく観察していると、種類や個体にもよるけれど、明らかに意図的に雨宿りをするもの、つまり雨に当たるのをあまり好まないものが少なからずいることが分かってくる。羽毛が雨粒を弾くから気にしないのかと思いきや、そうでも無いみたいだ。
このジョウビタキは、軒下に飛んでくるとまずはブルルと体を震わせ羽に乗った水滴を落として、その後入念に羽づくろいを始めた。
オオジュリン(Emberiza schoeniclus pyrrhulina) Reed Bunting
葦原の中、パチパチと鳴る音の主はこの鳥であることが多い。
しかし葦原の中からは他にも沢山の気配がするのだが....。
コホオアカ(Emberiza pusilla) Little Bunting
九州ではコホオアカが越冬している、と知識では知っていても、実際に見つけるとこれほど嬉しいものはない。私にとってコホオアカは離島の鳥だからだ。
このコホオアカは田圃の端に生えたごくわずかな草むらから出てきた。
関東に住む人間からしたら、それこそホオアカが越冬しているのを見るだけでも新鮮なほどで、ここ長崎の干拓地のそこら中の草むらにホオアカがいるのを見ては喜んだ。
ナベヅル(Grus monacha) Hooded Crane
この広大な干拓地には、少数のツルも飛来する。
ナベヅルの他に一回り大きなマナヅルも見られた。
【Nagasaki, Japan(長崎)/13th Jan. 2013】
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10年以上前ですが、西尾市の冬枯れの田んぼの畦道の草むらに5羽のコホオアカがいるのを見ました。
それ以来探していますがその年だけでした。
仰るとおり、島で見るのとは格別の感動で震えました。
その年だったと思いますが、コヒバリも2箇所で観察できました、島では未見です。
この間は近江・伊吹で大変お世話になりました!
愛知でのコホオアカ越冬例、ごく少ないのでは?色々立ち寄る素晴らしい農耕地ですね。
僕はヒメコウテンシは20羽以上見たことがあってもコヒバリはまだ未見です。離島に何度も行けば見られるかなーと思っていましたが、まだ足りないようです。