年末年始、これからタイへ鳥見に行ってきます!
果たして目的のあんな鳥やこんな鳥たちは見られるのでしょうか!?
鳥の英名を呪文のように復唱したこの1ヶ月、まだ覚え切れていない分は飛行機の中で勉強するとしましょう。
では良いお年を!
カササギ(Pica pica serica) Black-billed Magpie
大授搦(だいじゅがらみ)の干潟でシギチやズグロカモメ、ツクシガモを見た後、堤防を越えて駐車場に戻ると、夜明けにいたバイク乗り達は去った後で、代わりにに2羽のカササギが遊んでいた。
ふわりと飛翔した時には静止時には見えない初列の白色が目を引く。
さすが佐賀県、この後この町のいたる所でカササギを目にした。
キバラガラ(Periparus venustulus) Yellow-bellied Tit
カササギを見た後には佐賀から福岡まで戻り、初日に訪れた公園へまた足を運んだ。
今度こそラストチャンスと意気込み探せど、目的の1種が見つからない。けれど諦めるわけにはいかないので、公園中の鳥という小鳥をチェックしていく私。決まった場所に出てくる鳥ではないので、遭遇するまでひたすら歩き続ける他に方法が無いのだ。
そして最後にはやっと、藪の中に潜む1羽のキバラガラを見つけた。こうしてこの日も半日ほど公園を歩き回った私は、この日どんな散歩客よりもこの公園を歩いたことであろう。
【Saga-pref. & Hukuoka-pref., Japan(佐賀, 福岡)/14th Jan. 2013】
ツクシガモ(Tadorna tadorna) Common Shelduck
採餌に夢中なツクシガモが顔を上げたところを見ると、嘴にも顔にも腹にも、べったりと泥を付けていた。
決して羽に泥を付けないシギチ達と比べて、このツクシガモはなんだか滑稽に見える。まるでスパゲッティを頬張り、顔と服にミートソースをたくさん付けた人間の子どものようだ。
大授搦(だいじゅがらみ)の干潟にはたくさんのツクシガモが飛来していて、ツクシガモの群れとシギチが疎らに散らばるこの干潟の風景は、関東の干潟を見慣れた私からすると実に新鮮なものに映った。
ダイシャクシギ(Numenius arquata orientalis) Eurasian Curlew
ツルシギ(Tringa erythropus) Spotted Redshank
【Daijugarami, Saga-pref., Japan(佐賀)/14th Jan. 2013】
ズグロカモメ(Larus saundersi) Saunder's Gull
大授搦(だいじゅがらみ)の干潟には、この日6羽ほどのズグロカモメが飛んでいた。まさに九州ならではの光景である。
長い翼でフワフワと独特の飛び方をしながら獲物を探し、カニを見つけては干潟に降り立ちすかさず嘴で押さえつける。
個体によっては、干潟をてけてけと歩きながら目線をずっと下に向けてカニを探すものもいた。
カニを探しながら私のすぐ目の前を平然と横切る成鳥と目が合ったが、顔が丸く嘴が短いためなんとも可愛いカモメだ。
静止時に初列がほぼ一様に黒く見え、雨覆と三列に褐色斑がある1Wも半数ぐらいいた。
【Daijugarami, Saga-pref., Japan(佐賀)/14th Jan. 2013】